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被災地で学ぶ 防災の心  諏訪の小中学生26人 宮城訪問
(2013年3月25日掲載)
 

<津波の爪痕> 多数の児童が津波で犠牲になった大川小。傷跡が生々しく残る校舎(奥)の周囲を見渡す諏訪市の小中学生たち=23日、石巻市




防災訓練を通じて石巻西高の生徒(左)らとも交流=23日、東松島市の同校




被害の大きかった地域へ。子どもたちは光景をメモしたり写真を撮ったりして記録=22日、東松島市
 

津波の被害に遭った鳴瀬第二中の校舎内を見学する参加者=22日、東松島市



震災後、心身を休めるために諏訪市に滞在した石巻市民(右)に会い、心配事をなくすという手作りの「しんぱいひきうけにんぎょう」を贈った=24日、石巻市




津波は高台にある女川町立病院(奥)の1階にまで押し寄せた。倒れたままの建物(手前)が残る現地を巡る一行のバス=23日、女川町

 震災の怖さや助け合いの心の尊さを学ぼうと、諏訪市内全11小中学校から集まった児童、生徒26人が24日までの3日間、東日本大震災被災地の宮城県東松島市や石巻市、女川町を訪れた。諏訪市などが初めて企画した「虹のかけ橋プロジェクト」。参加者は復興途上にある現地や被災者に接し、防災意識や連帯感の大切さを実感していた。

 中学2年生と小学5年生でつくる派遣団は、多数の犠牲者が出た石巻市の雄勝病院や大川小で線香を手向け、犠牲者の冥福を祈った。津波の爪痕がいまだに生々しく残る光景を目の当たりにした子どもたちは神妙な表情。「復興がもっと進んでいると思っていたけど、まだまだと分かった。以前より防災の意識が高まった。来て良かった」と上諏訪中の小池智也君。

 東松島市では、石巻西高の生徒や同市の小中学生らとも交流した。諏訪市の一行は御神(おみ)渡りや御柱祭を紹介。諏訪南中の牛山直哉君が木遣(や)りを披露すると、会場から拍手が湧き起こった。同時期に訪れた静岡県内の中学生も諏訪市の一行と共に交流会や防災訓練に参加した。

 現地訪問に向け、災害学習や復興支援歌の練習など事前研修を積んできた派遣団。新学期から小中学校で最上学年になる参加者は、見聞きしたことを学校に戻って友達や後輩に伝えるため、23日夜から一人一人が新聞を作り始めた。4月6日に事後研修を行い、完成に近づける。

[写真・文 梅田拓朗]
 
写真グラフ 信毎フロント

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