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困ったもんだよ スギ花粉  飯田下伊那 飛散量例年の1.5倍超
(2013年4月1日掲載)
 

<まるで山火事> 風に乗って広がるスギ花粉。もうもうと舞い上がる様子は山火事のよう=3月21日、下伊那郡根羽村初入



県飯田合同庁舎の屋上に設置した花粉捕集器。ワセリンを塗ったスライドガラスに付着する花粉の量を観測する=飯田市追手町



薬局の店内に設置された花粉症関連商品のコーナー=飯田市上郷飯沼のファミリードラッグ上郷店
 

マスク姿の家族連れが目立った飯田市立動物園=3月26日

 桜の開花が進み春本番を迎えた飯田下伊那地方。陽気に誘われて行楽や農作業など外出する機会が増える中、スギ花粉の飛来がピークを迎えている。県飯田保健福祉事務所によると、3月中旬から非常に多い状態が続き、例年の1・5倍以上の花粉を観測。3月23日にはヒノキ花粉の飛散開始も確認され、花粉症に悩む人にとって受難の季節はまだ続きそうだ。

 同事務所は飯田市追手町の県飯田合同庁舎屋上に花粉捕集器を設置し観測。ことしのスギ花粉飛散開始日は例年より4日遅い2月28日だった。「(体内に)入れない、(服などに)着けない、持ち込まない―が、花粉症予防の3原則」と同事務所。外出時のマスクや眼鏡の使用、花粉が付きにくい衣服の着用、窓やドアを開放しないなどの対策を呼び掛けている。

 春休みの子どもたちの姿が目立つ飯田市扇町の市立動物園でも、マスク姿の人が目立った。伊那市から孫を連れて訪れた北原義人さん(59)は「できる限り外出は控えているが、孫のためなら仕方ないですね」。

 ドラッグストアには花粉症対策の商品が並び、売れ行きも花粉の量に比例して伸びている。飯田市上郷飯沼のファミリードラッグ上郷店は、3月上旬から特設コーナーを設置。鼻炎薬や目薬のほか、マスクや眼鏡など約40種類の商品を並べた。顔にスプレーしてイオンの力で花粉を寄せ付けない商品が人気という。千葉秀也店長(37)は「今季は、子ども向けの花粉防止用眼鏡の需要が多く完売。今年初めて症状がでて相談に来る人も目立ちます」と話している。

[写真・文 渡会浩]
 
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