写真グラフ
 

県内交通事故 交差点に注意  人身 年間1万件以上
(2013年4月8日掲載)
 

渋滞の中、サイレンを鳴らして松本市の渚1丁目交差点へ向かう救急車(奥)。この後、やむを得ず対向車線に入り、交差点を通過できた





詰まって進まない国道18号(左奥)に合流できなかった右折車が交差点の中央付近にたまる=長野市高田の上高田北交差点




大型ショッピングセンターなどが並び、平日よりも休日に交通量が増える浅間中学西交差点。信号が赤に変わった後に右折する乗用車も=佐久市岩村田
 

午後6時半近くの渚1丁目交差点。信号が変わっても車は横断歩道上から動けず、歩行者や自転車はその隙間を通り抜ける=松本市渚



近くに高校や福祉施設があり、事故防止のため新たに設置した信号機=3月27日、安曇野市明科の明科高校入口交差点




信号無視が多かった長野市三輪の三輪田町西交差点。信号機にしま模様の背面板を取り付け、カラー舗装にするなどしたところ、出合い頭の事故が減少した

 春の交通安全運動が15日までの日程で始まった。県内では近年、人身事故の件数は少しずつ減少しているが、年間1万件以上発生し、交差点での事故も多い。県内で人身事故が多発している交差点3カ所(日本損害保険協会調べ・2011年)の周辺や、事故防止対策で効果を上げている現場を見た。

 最も事故が多かったのは松本市渚の「渚1丁目交差点」で20件。国道19号、158号、143号が交わり、長野道松本インターや市街地を結ぶため、終日交通量が多い。近くに松本広域消防局があり、救急車の往来も頻繁。サイレンを鳴らし、渋滞中の車線から対向車線に出て交差点を通過していった。

 次いで多かったのが長野市高田の「上高田北交差点」と佐久市岩村田の「浅間中学西交差点」でともに16件。

 上高田北交差点は上信越道須坂長野東インターと長野市街地を結ぶ幹線道と国道18号が交差し、渋滞が慢性化。夕方には右折して18号に入る車が曲がりきれず、数台が交差点真ん中付近で停止した。日中、ベビーカーを押して同交差点の横断歩道を渡った近くの主婦(30)は「2車線にするなど何らかの対策を取ってほしい」。

 浅間中学西交差点は、上信越道佐久インターから佐久市臼田方面に向かう大型トラックなども目立つ。信号の変わり目、無理に通過する車にクラクションが鳴らされる場面も。

 県内各地では信号を増設したり、見やすくしたりする対策も取られているが、今後は高齢ドライバーの増加も見込まれる。県警交通企画課は「交通安全運動期間中だけでなく、引き続き啓発活動などで事故防止に努めたい」としている。

[写真・文 有賀史]
 
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