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「ワンコイン」あれこれ  県内でサービス拡大
(2013年4月29日掲載)
 

<中高生の味方> 中高生が1回500円で利用できる自習型指導教室=長野市緑町のふれあい福祉センター




スポーツ格闘技ジムが開くワンコインスポーツ教室では、キックボクシングなどを学ぶことができる=佐久市取出町




中古車の「100円レンタカー」を始めた自動車整備会社。軽自動車から排気量1500ccまでが10分間当たり100円、さらに大きい車は6分間で100円に設定。短時間の利用が割安になるのが特徴だ=千曲市粟佐の山崎自動車工場




「500円ランチ」が目を引く焼き肉店の巨大看板=長野市川中島町御厨
 

<親のために> 来院者やスタッフらが利用する岡谷市立岡谷病院内の託児所。午前8時から午後6時半の利用が基本で、要望があれば24時間体制で受け入れも=同市本町




夕方からの営業だった欧風居酒屋が、1年半前から始めた500円のサービスランチ。訪れた男性会社員は「ワンコインで、店の雰囲気も楽しめて得した気分」=長野市北石堂町




1合升に山盛りの地元産コシヒカリを1杯100円で販売する農産物直売所。観光客に人気で、3杯で4合分は入る=下高井郡木島平村上木島の「食彩(しょくさい)市場たる川」

 ランチを中心に目立つ「ワンコイン」サービスが、県内でも学習指導や格闘技ジム、レンタカーといったさまざまな分野に広がっている。1回、1時間などの単位で価格を500円や100円に設定。長引くデフレの中、安倍政権の経済政策「アベノミクス」でデフレ脱却に向けた取り組みが進む一方、暮らしやビジネスの現場では、まだまだ「お得感」が売り物のようだ。

 長野市のNPO法人「アイウィル」は、中高生を対象に、1回500円の「自習型指導教室」を同市のふれあい福祉センターで毎月第2、4土曜日に開催。利用者は自主的に勉強し、分からない所を講師に質問する。午後1時〜6時の間は時間の制限なく学習室にいることができ、予約や入会金、月謝も不要だ。

 佐久市取出町のスポーツ格闘技ジムBUNGYM(バンジム)は2年前から、毎週土曜日に1時間500円のスポーツ教室を開く。筋力トレーニングが中心のコースと、本格的な格闘技を学ぶコースがあり、小学生から70代まで毎回20人ほどが通う。指導する林文典さん(59)は「自由な時間に利用でき、煩わしい上下関係がないのが魅力なのか、利用者が増えています」。

 市立病院などで託児所を運営する塩尻市のNPO法人「きらり」は、岡谷市と大町市、松本市の病院内で1時間500円の保育を行っている。病院スタッフに加え、来院した患者の利用も目立ち、好評という。

[写真・文 中村桂吾]
 
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