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迅速な開票へ工夫光る  小諸と箕輪
(2013年7月29日掲載)
 
小諸 候補ごとに「パック」


前回の参院選では平らに置いて分類した比例代表名簿登載者は、立て掛け式にして腕が届きやすいように工夫。半分に切ってポケット状にしたイチゴパックが五十音順に並んだ=21日午後9時23分、小諸市総合体育館



開票日前日の全体リハーサルで、それぞれの動きを確認する職員たち=20日午後4時、小諸市総合体育館



腰を曲げずに作業するため発泡スチロールで高さをかさ上げした点検台に投票用紙が区別しやすいよう黒い布を敷く=20日午前10時50分、小諸市総合体育館



開票と同時に会場内を小走りで動き回る職員。全員がスリッパではなく運動靴を履いている=21日午後9時15分、小諸市総合体育館
 
箕輪 作業いくつも兼務


票をつかみやすくするゴムを指につけて仕分けをする職員=21日午後8時58分、箕輪町役場





開票が進む中、作業が済んだ机などを手際良く片付ける=21日午後10時、箕輪町役場





票とほぼ同じ大きさのイチゴパックを使って仕分けをし、そろえる手間を省く=21日午後9時20分、箕輪町役場

 選挙の開票作業迅速化で全国トップクラスと注目を集める小諸市と上伊那郡箕輪町。21日に開票作業をした参院選でもそれぞれ工夫を凝らして取り組んだ。

 小諸市では、2006年の知事選から開票事務の迅速化を進めている。同市選管の佐藤茂雄事務局長(57)は「意識が職員に浸透し、今では当たり前の状態になってきた」と、今回も1週間ほど前から担当ごとの説明会や全体リハーサルを実施して当日の動きを入念に確認した。

 票の分類に新たな工夫を加えた。選挙区では候補ごとに色分けしたイチゴパックを使う方法に加え、自動で投票用紙の天地表裏を整えて候補者別に分類する機器を新たに導入。162人が名を連ねた比例代表の分類には、半分に切ったイチゴパックをプラスチック製の板にポケット状に取り付けて立て掛ける独自の方法で臨み、選挙区を50分、比例代表は1時間44分で全作業を終えた。

 箕輪町は、07年に小諸市議選の開票を見学し、参考にして作業の流れを見直してきた。完全には分業にせず、職員がいくつもの作業を兼務し迅速化に取り組んだ。動きには無駄がなく、少しでも早く終わらせようとする意気込みが見て取れた。

 模擬投票用紙を使って2回のリハーサルを行い、開票作業は午後10時50分にすべて終了、前回参院選より8分短縮することができた。終了目標は午後10時半だったため同町総務課は「少し残念だったが、今後も経費削減のためにも、さらに迅速化に取り組みたい」と話している。

[写真・文 中村桂吾、北沢博臣]
 
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