写真グラフ
 

病院分割 6キロ総力戦  佐久医療センター引っ越し作業
(2014年3月3日掲載)
 

保育器のまま到着した未熟児を慎重に運ぶ=1日、佐久医療センター




自衛隊も救急車や人員を提供し患者の移送に協力した=1日、佐久医療センター




患者の受け入れを翌日に控え一列に並べられたベッド=2月28日、佐久医療センター


 

救急車で運び込まれた患者をベッドに移す看護師ら。後方では次の患者の到着を待つスタッフが待機する=1日、佐久医療センター(画像を一部加工)





患者の移送が終わった後も医薬品などの運び出しに追われる佐久総合病院本院=1日




人けの少ない早朝に慎重に運び出されるCT=2月21日、佐久総合病院本院





患者の受け入れが始まる直前に、手順を最終確認する医師や看護師ら=1日、佐久医療センター

 県厚生連佐久総合病院(佐久市臼田)から高度専門医療機能を移して1日に開院した佐久医療センター(同市中込)に、入院患者154人や大型の医療機器などを移す大規模な引っ越し作業が、この週末を中心に行われた。

 1日に実施した本院からの患者の移送は、集中治療室(ICU)の患者から自分で歩行可能な患者まで、容体に合わせて救急車や介護施設の車両、マイクロバスなど34台の車両を準備。午前7時半に手順を最終確認した後、本院を出た患者が次々にセンターに運び込まれた。自衛隊員や看護学生らの手も借り、直線距離で約6キロ離れた両病院間をピストン輸送し、5時間ほどで無事に終了した。

 患者の移送に前後して、CT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴画像装置)などの大型医療機器10台を本院から専門業者が運び、機器メーカーの技術者らが設置。病棟では、通常業務の合間に看護師らが医薬品や事務用品などを選別して箱詰めし、センターに運ぶ作業が毎晩遅くまで続いていた。

 移転作業を担当した同病院再構築推進室の堀勝俊さん(43)は「豪雪の影響も心配したが、無事に患者の移送ができてほっとした。佐久医療センターをどう運営していくか、これからが本当の勝負」と話していた。

[写真・文 米川貴啓]
 
写真グラフ 信毎フロント

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun