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「スラックライン」やろうよ  小布施の副住職ら 普及に熱
(2014年6月16日掲載)
 

<寺の境内に> 週末には数十人の愛好者でにぎわう浄光寺境内のスラックラインパーク。難易度が異なる10本のラインを張っている=8日、小布施町




ラインを張る台にペンキを塗る子どもたち。利用者が自ら施設を整備する=8日、小布施町




冬季や雨天時に練習できる屋内施設。運営費をまかなうため、スポンサーになっている地元商店や企業ののぼり旗を並べている=8日、小布施町




出張授業でスラックラインに挑戦する児童たち。大人も子どもも夢中で競い合った=5月24日、大鹿村の大鹿小学校
 

<ジャンプ> 幅5センチのラインの上で高くジャンプする小学1年生=5月16日、小布施町




<作務衣姿で> 初心者の子どもの手を取って、こつを教える林映寿さん=7日、小布施町




「なんでお寺に?」と言いつつも、参拝に訪れた東京からの観光客が挑戦=7日、小布施町

 綱渡りを発展させた新しいスポーツ「スラックライン」の普及に、上高井郡小布施町の浄光寺副住職の林映寿(えいじゅ)さん(37)らが取り組んでいる。空中に張った幅数センチのナイロン製の「ライン」の上を、歩いたりジャンプしたりして、技の出来を競うスポーツ。ラインを張る高さは、数十センチから1メートル程度までさまざまで、林さんは「レベルや年齢を問わず楽しめる」として、同寺境内に無料体験施設を開設し、魅力をアピールしている。

 日本スラックライン連盟(東京)によると、国内では2009年ごろから広がり始め、愛好者は全国に4万人。林さんは2年前に初めて体験して「集中力やバランス感覚を鍛えられる」と引き込まれた。徐々に仲間が増えたため、昨年5月に約400平方メートルの「浄光寺スラックラインパーク」を境内に開設。誰でも無料で利用でき、週末には数十人が練習に訪れるという。

 林さんは町内外の学校や幼稚園などへ指導にも赴く。5月に訪れた下伊那郡大鹿村の大鹿小学校では「一本の線の上であきらめずにあがくことが大事。人生と同じだよ」と助言しながら親子約40人に指導。6年生の娘と体験した飯島美緒さん(43)は「他のスポーツだと子どもにはかなわないが、これならライバルになれる」と競い合った。

 「世代を超えて仲間になれるスラックラインで地域を元気にしたい」と林さん。空中の技などを競う全国大会を10月25日に小布施中学校で開くことも決まっており、国際大会の誘致も視野に入れる。同連盟の小倉一男会長は「小布施は国内普及の目玉となる地域」と期待している。

[写真・文 小西由紀]
 
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