写真グラフ
 

天龍 ブッポウソウすくすく  巣箱・注意看板設置…村が営巣保護
(2014年7月14日掲載)
 


鮮やかな青い翼で羽ばたきながら餌を運ぶブッポウソウの親鳥=9日



餌をくわえてひなが待つ巣箱に飛ぶつがいの親鳥=9日



親鳥から与えられた餌を食べるひな=12日



天龍村役場屋上の巣箱でふ化したひな(村のライブカメラ映像)=6月20日



村役場1階ロビーでは巣箱内に設置したライブカメラ映像を楽しむことができる=6日

 


大きく口を開く=5月下旬




巣箱から身を乗り出すひな=12日




巣箱が掛かる橋のたもとに立つブッポウソウの保護を訴える看板=2日



村役場屋上の巣箱が観察できる自慶院の境内は大勢の愛鳥家でにぎわう=6月29日


 下伊那郡天龍村に村鳥のブッポウソウが今年も飛来し、子育てを続けている。鮮やかな青い翼を羽ばたかせて豊かな自然の中を舞う姿は村民にも人気で、県内外の野鳥ファンも姿を一目見ようと同村を訪問。村も巣箱を掛けたり注意事項などを記した看板を設置したりして、保護活動を続けている。

 ブッポウソウは県天然記念物の渡り鳥で体長30センチほど。毎年5月初旬に東南アジアなどから飛来し、9月上旬ごろまで村内で子育てを続ける。村がブッポウソウの飛来を確認したのは1980年代前半で、98年から巣箱を設置して繁殖を手助け。今年は天龍小学校の児童が作った巣箱など31個を村内の橋の上部や建物の屋上などに設置し、少なくとも9カ所で営巣が確認されている。

 役場屋上の巣箱の中には小型カメラを取り付け、ケーブルテレビで村内に中継。親鳥が餌を与える様子や徐々に成長するひなの姿が家庭でも楽しめ、役場1階ロビーのテレビでも見ることができる。

 役場屋上にある巣箱が望めるため撮影ポイントとして人気の自慶院境内は愛好家に開放され、多い時には50人ほどが観察に訪れる。愛好家らと会話を楽しみながら飛来から巣立ちまでを毎年見守っている盛正賢住職(62)は「毎年撮影に来る人も多く、この時期は村がにぎやかになります」。

 「ブッポウソウは村の宝」と話す大平巌村長(79)は「愛らしい姿は住民の癒やしになり、大勢の人が訪れることで村に活気が生まれる。村を挙げて営巣環境を守る取り組みを続けていきたい」と話している。

[写真・文 渡会浩]
 
写真グラフ 信毎フロント

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun