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ボートの町に笑顔の波  下諏訪レガッタ―老若男女 諏訪湖に集う
(2014年9月15日掲載)
 

<秋晴れ 心も晴れ晴れ> 湖畔からは大きな声援が上がり、おそろいのウエアを着たクルーがゴールへと懸命にオールをこいだ=14日、下諏訪町漕艇場



<「美女クルー」も参戦> カラフルなかつらとスカートで仮装をしたクルーも=14日



<都内からも> 都内の居酒屋で最終作戦会議を開く「チーム道」のメンバー。ぶっつけ本番になるレースに向けて、ポジション確認などをした=11日夜、新宿区



<大会 手作り> 製本代金を節約するため、手作業でプログラムを作る下諏訪町漕艇協会の役員。それぞれ勤務後に集まった=9日夜、下諏訪町の下諏訪まちづくり協働サポートセンター
 

<追い風 届け> 湖畔から仲間に声援を送る応援団=14日




<楽しい反省会> 湖畔にテントや畳、長机を用意し、レース後の「反省会」で盛り上がる下諏訪町四王地区の選手たち=14日



<健康の秘訣> 山崎壮一さん(右)宅のローイングマシンをこぐ諏訪中漕陵会の宮坂祐次さん。「ボートで鍛えた耐久力や根性が人生の柱」という=9日、諏訪市湖岸通り

 諏訪郡下諏訪町の町漕艇(そうてい)場で14日、「下諏訪レガッタ」が開かれた。1978(昭和53)年のやまびこ国体で整備した漕艇場を活用し、ボート競技に親しんでもらおうと82年に「町民レガッタ」の名で始まり、今年で33回目。準備から運営まで町民らの手作りで受け継がれてきた大会だ。

 秋晴れで風も弱かったこの日は、8種目に町民を中心とした73のクルーが出場した。六つのレーンにそろいのウエアを着たクルーが並び、「ゴー」の合図で一斉にスタート。諏訪湖畔に集まった家族や仲間から声援が飛んだ。

 最年長クルーの「諏訪中漕陵(そうりょう)会」は、旧制諏訪中学(現諏訪清陵高)に45年に入学した端艇(たんてい)部の同期生。97年の再結成以来、17年連続出場を続けている。メンバーの山崎壮一さん(82)は「仲間は今でもあだ名で呼び合い、切磋琢磨(せっさたくま)している」といい、この大会を目指して日ごろから体力維持に努めている。

 初参加した「チーム道(みち)」は、都内にあった小料理店「道」の常連客の仲間。下諏訪町出身の伊東範芳さん(60)の発案で結成した30〜60代男女のメンバーは全員が初心者で都内在住のため、6月と8月には同町で1泊2日の練習合宿を実施。今月11日には都内の居酒屋でポジションやこぎ方などの最終作戦会議を開いた。「まずは無事に完走」の目標通りゴールした伊東さんは「経験も無いのに参加させてもらえてありがたい」。

 常連から初参加のクルーまで和気あいあいと、時には激しく競い合う姿に、町漕艇協会長の西村和幸さん(64)は「ボートは生涯スポーツで、親から子の世代まで仲間づくりができる。県内唯一の漕艇場がある町として、大会を続けて競技の普及に努めたい」と話していた。

[写真・文 有賀史]
 
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