写真グラフ
 

美鈴湖 ワカサギ釣れた!  松本 約20年ぶりの復活に歓声
(2015年1月12日掲載)
 

「また釣れた!」。次々と釣れるワカサギに釣り人の歓声が上がる=8日、松本市三才山の美鈴湖



釣れ具合を心配して様子を見て回る「ウテナ荘」代表の小沢源司さん(右)=10日




網を仕掛けて地道に外来魚の駆除に取り組む小沢源司さん(手前)ら=2012年6月
 

<にぎわう桟橋> ワカサギ釣りに訪れたファンでにぎわう釣り桟橋。氷が15センチ以上になれば氷上での穴釣りも解禁する予定だ=10日




通常サイズ(上)より大きい15センチ級のワカサギを釣り上げ笑みがこぼれる釣り人=10日




専用のテントを用意して、寒さをしのぎながら楽しむ本格派も=10日

 外来魚などの影響で20年ほど途絶えていたワカサギ釣りが2日に解禁された松本市三才山の美鈴湖が、釣りファンでにぎわっている。中には1日で300匹を釣り上げる人もおり、「また釣れた!」と歓声も。3連休初日の10日は家族連れなど50人以上が訪れた。

 美鈴湖は標高1千メートルにあり、すでに全面結氷。しかし、まだ氷の厚みが足りないため、釣り人は3カ所の浮桟橋から糸を垂らした。8日に小学校3年生の孫と訪れた松本市蟻ケ崎の長岡弘さん(67)は「子どものころ、友だちと2時間かけて歩いて来て、スケートをして疲れたらワカサギ釣りをした」と昔を懐かしみながら次々と釣り上げていた。

 美鈴湖は1970年代までワカサギの穴釣りの名所だったが、外来魚にワカサギが食べられるなどした影響で釣れなくなった。湖での営業権を持つ「ウテナ荘」(小沢源司代表)が2012年にワカサギ復活を決意して、約2千万粒の卵をふ化させて稚魚を放流。刺し網、投網などで外来魚の駆除を徹底する一方で、毎年稚魚の放流も続けた。当初は効果が出なかったが、ようやくこの冬からワカサギが釣れるようになった。

 「一時はあきらめかけたが、釣れるようになって本当によかった」と小沢代表。「まだワカサギの数が少ないので、本格的な復活に向け、さらに取り組みを続けたい」としている。

 今後の冷え込みで厚さが15センチ以上になれば氷上での穴釣りも解禁する予定。営業時間は午前7時〜午後4時まで。大人1日千円で小学生以下は無料。2月中旬ごろまで楽しめそうという。

[写真・文 吉沢正志]
 
写真グラフ 信毎フロント

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun