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善光寺御開帳 「ご縁」広がる  中高生も海外客をガイド
(2015年4月28日掲載)
 

天台宗の中日庭儀大法要が行われ、大勢の参拝者で埋め尽くされた善光寺参道。善光寺事務局によると、この日の参拝者は推計28万人で、今回の御開帳で最多だった=25日、長野市




照明に浮かび上がる回向柱。昼の混雑を避け、じっくりと回向柱に触れて参拝することができる=25日、長野市の善光寺




善光寺の回向柱を寄進した長野市松代町には、柱の残りの杉材で作った「ミニ回向柱」が立てられ、駆けつけた「松代甲冑(かっちゅう)隊」も触れた=11日
 

法要を終え本堂を後にする鷹司誓玉・大本願上人(手前)に手を合わせる参拝者=4日、長野市の善光寺



回向柱を指さしながら、シンガポールから来た旅行者(右)に英語でガイドする長野西高の生徒たち=26日、長野市の善光寺



善光寺大本願別院・観音寺(千曲市上山田)に立つ回向柱。本尊の「一光三尊像」と結ばれている=18日



権堂町の往生院に立つ回向柱。ボランティアガイド(左)の案内で周辺の柱を巡るツアーが人気だ=21日



棒状の焼きパイを回向柱に見立てた「御開帳クレープ」も登場=17日、長野市大門町

 長野市の善光寺で開かれている御開帳が中盤を迎えた。25日には最も華やかな行事の一つ、天台宗の「中日庭儀大法要」が営まれ、境内や参道は参拝者で埋まった。今回の御開帳では初めて回向柱をライトアップしたほか、北陸新幹線(長野経由)の金沢延伸開業の効果もあり、参拝者数は過去最多となった2009年の前回を上回るペース。周辺の寺院などにも仏縁を結ぶ柱が建立され、街歩きの魅力もアップしている。

 参道では地元の中高生が海外から訪れる観光客向けのガイドに挑戦。26日には市内の4高校、1中学校の生徒たち計64人が英語で回向柱や六地蔵などを案内した。長野西高2年の丸田かおりさん(16)は「仏像や漢字の意味が外国の観光客にきちんと伝わってよかった。御開帳で日本の文化を体験してもらえたらうれしい」と話していた。

 市民ボランティアガイド組織の長野市善光寺表参道ガイド協会は、同市権堂町の往生院や西町の西方寺などの回向柱を巡るツアーを開催。市街地では関連イベントも多彩に開かれ、市民による「おもてなし」が広がっている。

 連休終盤の5月9日には浄土宗の中日庭儀大法要が営まれる。

[写真・文 中村桂吾]
 
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