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「エヴァの町」松代 起動!  地元の若手らが活性化イベント
(2015年7月6日掲載)
 

<使徒、襲来> 「松代かかしコンクール」には、アニメで人類を襲う設定の「使徒」を模したかかしも登場=2日、長野市松代町東条




登場人物を真似たサングラスと白手袋姿で記者会見に臨むメンバー=6月17日、長野市松代町の寺町商家




真剣な表情で活動内容について意見を交わす「松代若者会議」のメンバー=6月12日、長野市松代町の寺町商家
 

<ファンと住民、交流> 登場人物のコスチュームを着たファンや地元住民が交流し、楽しんだイベント「星空Bar」=4日、長野市松代町の「ゲストハウス布袋屋」



ファンに松代大本営地下壕を案内する山本さん(右)=5日




夜遅くまで続いた勉強会では、アニメで松代が登場する場面を見て活動の参考にした=6月29日、長野市松代町の寺町商家

 長野市松代地区の若者らが中心となり、同地区ゆかりのアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を町の活性化につなげようと知恵を絞っている。4日に市内の水野美術館で始まった「エヴァンゲリオン展」(8月30日まで)に訪れた人に松代にも足を延ばしてもらおうと、趣向を凝らしている。

 アニメは、主人公たちが操る巨大な人造人間「エヴァンゲリオン」が人類を襲撃する謎の生命体「使徒」と闘う物語。「松代」は、エヴァンゲリオン3号機の起動実験をした仮設実験場との設定だ。

 「松代若者会議」のメンバーが始めた活動が徐々に広がった。同地区の「ゲストハウス布袋(ほてい)屋」は、開幕日の4日夜に「星空Bar」を開き、作品展に訪れたファンと地元住民らが交流。作品や松代について談議しながら、地元の野菜を使った料理や二胡による演奏などを楽しんだ。5日には、オーナーの山本薫さん(47)が宿泊客らに近くの松代大本営地下壕(ごう)などを案内するツアーも催した。

 大阪府八尾市から駆けつけた福原慎士さん(32)は、各地の関連イベントに参加する熱烈なファン。「松代は作品中でも重要な地なので訪れたかった。イベントは手作り感があり、地元の人と話せて面白かった」と喜んでいた。

 開催中の「松代かかしコンクール」には「使徒」を模した作品も登場し、奇妙な姿が来場者を楽しませる。オリジナルのポストカードが特典として付く松代限定の前売り券は、地区内の施設で3日までに約80枚を売った。

 地区内外の14団体で構成する「松代エヴァンゲリオンの町化計画プロジェクト」代表の斉藤洋一さん(38)は「今後もファンに楽しんでもらえる松代ならではの企画を考え、一過性でなく地域全体が活気づくように盛り上げていきたい」と意気込んでいる。

[写真・文 小西由紀]
 
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