写真グラフ
 

仲間と手作り 交流の宿  長野の辻さん 構想を実現
(2015年7月27日掲載)
 

まるで洞窟のような雰囲気のレストラン。モロッコのランプ(右)やドバイのランプ(左奥)が、幻想的な雰囲気を演出する=18日




先行営業中にインターネットで予約し、8人相部屋に宿泊したオランダ人一家。スタッフ(右)から英語で施設の説明を受けた=18日




相部屋でも個室のように過ごせる箱型のベッド。可動式の机や収納棚がある=18日






改修工事の合間に、県内外から手伝いに駆け付けた仲間と昼食をとる辻さん(中央ランニングシャツ姿)。寝食を共にしながら作業した=5月27日

 

建物の吹き抜け部に設けたボルダリング=12日




改修も手伝った長野市在住の美術家、小池雅久さん(右)が鉄板を溶断して作った看板が完成、通りに掲げた=25日




一部解体した建物の土壁を練り直して再利用。会員制交流サイトで呼び掛けた仲間らが手伝った=6月20日



土壁の土台作りのため溶接作業をする辻さん=5月27日

 長野市の善光寺表参道沿いにあり、タイ料理店やアジア雑貨店として利用されてきた明治期の建物がゲストハウス(簡易宿泊施設)に生まれ変わり、31日から本格営業する。世界40カ国を旅してきた辻和之さん(38)=大阪府茨木市出身=が、各国の文化に触れる中で温めてきた構想を実現。室内は独特の多国籍な雰囲気が漂っている。

 モロッコの幻想的なランプ、タイのオブジェ…。併設のレストランは土壁や自然石に囲まれ、まるで洞窟のよう。宿泊用のスペースは、箱型のベッドが並ぶ4人と8人の二つの相部屋のほか、個室も設けた。ビリヤード場、突起物の付いた壁を登るボルダリング場、バーベキューができるデッキもある。料金は、共用の台所、トイレ、シャワー付きで1人1泊2500円。

 辻さんが旅先で知り合った仲間や大工、地元美術家らと3カ月間かけて改修した。「旅を続けながら、こんな場所があったらいいなと思っていた」と辻さん。

 31日の開業を前に、17日から20日までテストを兼ねて先行営業。ネットで知った宿泊客が国内外から訪れた。その1人で、宮城県石巻市の会社員、阿部由布子さん(39)は「手作り感があってすてき。ベッドは狭い空間を上手に活用していて快適です」。

 辻さんは「いろいろな国から訪れた人と出会いの楽しさを共有したい」と話している。問い合わせは「WORLDTRECK DINER&GUESTHOUSE―Pise(ワールドトレック ダイナー&ゲストハウス ピセ)」(電話026・214・5656)へ。

[写真・文 中村桂吾]
 
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