写真グラフ
 

きびきび 女性消防隊  大桑村消防団 全国大会へ仕事後特訓
(2015年8月24日掲載)
 

<狙い外さない> 正確な放水で標的を狙う=19日、大桑村の大桑村スポーツ公園




男性団員のアドバイスを受け、巻かれたホースを素早く伸ばす=19日




木曽郡の操法大会では、大勢の観衆の前で技術を披露する直前まで真剣な表情でスタート練習を繰り返した=6月28日、木祖村
 

<ポンプを旋回させる> 号令を受け、力を合わせて重量のある軽可搬ポンプを旋回させる=18日




正確な動作で軽可搬ポンプ本体にホースを結合する=19日





女性消防隊として操法を初披露した「木曽郡消防ポンプ操法大会」の出番を前に、緊張で「心臓がばくばくする」。女性らしい表情ものぞいた=6月28日、木祖村の木祖小学校

 「定位につけ」「操作始め」―。号令がかかり、きびきびした動きで役割をこなす大桑村消防団(木曽郡大桑村)の「大桑村女性消防隊」。10月に横浜市で開く「第22回全国女性消防操法大会」に県代表として出場するのに向け、同村スポーツ公園で熱のこもった練習を続けている。

 同消防隊は、2012年12月に結成し、現在は20〜28歳の8人が所属。「自分の住む地域を守る使命感を持ったやる気のあるメンバーがそろっています」と、最年長の小瀬木美由季さん(28)。

 操法大会では、5人の隊員が「軽可搬ポンプ」と呼ばれるエンジン付きの移動式ポンプにホースをつなぎ、放水して二つの標的を落とすまでの時間を競う。同時に器材の操作の正確さや隊員の規律、士気なども細かく審査される。

 全員が仕事を持っており、練習は週に3回、夜に限られる。号令により軽可搬ポンプを180度右旋回し、正確な位置に止める。ホースを伸ばし素早く結合。ノズルを標的のボールに向け、放水体勢を取る。それぞれの役割をこなす隊員は常に駆け足だ。練習には男性団員もサポートに加わり、審査の対象になる動きを見て個々に助言する。

 下起(したおこし)公平消防団長(40)は、「彼女たちの一生懸命な姿は全国でも負けない」と期待する。小瀬木さんは「まだ甘いところがあるので、より規律を正し、動きの精度を上げていきます」。目指すは全国優勝だ。

 県危機管理部消防課によると、県内の女性消防団員は今年4月現在で986人おり、昨年に比べ53人増えた。県内に77ある消防団のうち62団に女性が所属しており、団員数全体が減少している中で、女性団員は年々増加しているという。

[写真・文 宮坂雅紀]
 
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