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「車椅子レクダンス」で笑顔  泰阜で全国大会 村挙げて歓迎
(2015年9月21日掲載)
 

<元気な踊りでおもてなし> 泰阜中の生徒たちの笑顔と元気な踊りに、全国から集まった参加者もにっこり=19日、泰阜村総合体育館



昨年5月から練習を重ねてきた生徒たち=9日、泰阜中学校



県内外からの約350人の参加者が交流を深めた車椅子レクダンス全国大会=19日



車いすの参加者を泰阜村に運ぶリフトバスは、インターネットを通じて出資者を募る「クラウドファンディング」を初めて活用しチャーターした=18日、名古屋市のJR名古屋駅前
 

見学していた人をダンスに誘い、車いすに座ってもらう中学生=19日




色鮮やかな民族衣装を着て踊る韓国からの参加者=19日




大会を盛り上げた地元の「やすおか太鼓」の演奏=19日




 車いすを使う人と立っている人がペアになって踊る「車椅子レクダンス」の全国大会が19日、初めて下伊那郡泰阜村で開かれた。大会には泰阜中学校の生徒たちも参加し、車いすに乗って踊ったり車いすを利用する高齢者や障害者と交流したり。障害者と健常者、世代間の垣根を越えて笑顔が広がった。

 全国大会は今回で18回目。村や村社協などで作る実行委員会の本田玖美子委員長(74)によると、これまで都市部での開催が多かった。人口1700人余の山村での開催は初めてとあって、泰阜中の生徒約40人も昨年5月から大会の盛り上げに向けて準備。NPO法人「車椅子レクダンス普及会」の指導員を講師に、車いすの乗り降りの方法、ダンスのステップや振り付けを学ぶなどしてきた。

 会場の村総合体育館には、韓国からの愛好者を含め約350人が集まった。地元の「やすおか太鼓」の演奏で開幕すると、参加者は会場いっぱいに大きな輪を幾重にも作って社交ダンスやフォークダンスなどを楽しんだ。

 3年の宮下巴(ともえ)さん(14)は「手をつないで踊ると自然と笑顔になりました。機会があればこれからも続けていきたい」。生徒たちの笑顔と元気な踊りに、岐阜県から訪れた広瀬トクミさん(82)は「素直で恥ずかしがることなく踊ってくれ、素晴らしかった。これまで参加した中で最高」と喜んでいた。

 本田委員長は「子どもたちのおかげで大会は大成功。この経験を生かし、今後も中学校と連携して車椅子レクダンスを広めていきたい」と話している。

[写真・文 渡会浩]
 
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