写真グラフ
 

塩尻と世界 つなぐ交流  市民団体 外国人らと市内散策
(2015年10月19日掲載)
 

<真剣に座禅> キャンプに参加し座禅を体験。米国やジャマイカの陽気な人たちも、この時ばかりは静まり返り、ぴんと張り詰めた空気が漂った=11日、塩尻市洗馬の興龍寺




キャンプで3日間を共にし、抱き合って別れを惜しむ会員(左)と参加者の外国人=12日




日程が合わずキャンプに参加できなかった米国とベルギーからの旅行者を、長野市の松代大本営地下壕(ごう)跡まで足を伸ばして案内する代表の土屋さん(右)=8日
 

<五平餅を堪能> 奈良井宿を散策し、五平餅を食べて盛り上がる参加者。日本人参加者も徐々に英語でのコミュニケーションに馴染んでいった=11日、塩尻市




団体の活動を広めるちらしを置いてもらおうと、喫茶店で説明する会員=16日、諏訪市




キャンプに向けて打ち合わせをする会員たち。外国人も団体のメンバーに加わっている=7日、岡谷市

 塩尻市を拠点に、同市や近隣に住む国内外出身者でつくる団体「ゴー・グローカル」が今春から活動を始めた。「グローカル」は「グローバル」(地球規模の)と、「ローカル」(地域の)を掛け合わせた造語。国際交流を通し、地域と世界をつなぐことを目指している。

 10日から、初のイベントとなる「秋の信州DE まるで留学キャンプ」を3日間の日程で開いた。4月の発足から準備を進めていた催しで、米国、英国、ジャマイカ、ミャンマー出身の外国人7人や日本人参加者ら合わせて20人が同市内を巡り、交流した。

 寺での座禅や木曽漆器づくりの体験、奈良井宿の散策などで外国人参加者に日本文化への理解を深めてもらった。期間中の会話は英語が基本。日本人は地域を見つめ直すとともに、外国人を案内できるような英語力の向上も狙う。

 安曇野市から参加した岩渕紀章さん(35)は、12月から世界一周の旅に出る予定だ。「古里のことをもっと知りたいし、英語で会話ができるようにもなりたかった」とし、キャンプ中は積極的に外国人参加者に話し掛けた。最終日には「つたない英語だが、何とか伝わるのが分かった」と手応えを感じていた。

 「英語で自分や地域のことを語れる人が増えることで、海外からもっと多くの人を県内に迎えられるようになればいい」と、代表の土屋みどりさん(39)=塩尻市。今後も多様なイベントを企画して外国人を呼び込み、世界に向けて信州を発信していきたいとしている。

[写真・文 梅田拓朗]
 
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