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諏訪圏に引っ越しませんか? 6市町村で連携組織 見学ツアーや相談会
(2015年11月2日掲載)
 

<八ケ岳望んで> 「眺めが良いねぇ」。宅地などの物件見学ツアーに参加し、蓼科山(右奥)や八ケ岳が一望できる環境を確かめる人たち=10月24日、茅野市豊平




<使い勝手は> 不動産業者(左)から床下エアコンやペアガラスなど住宅の寒冷地向け設備の説明を聞く参加者=10月17日、原村




見学ツアーで芋掘り体験をする参加者たち。「小学生以来だよ」と土の感触を楽しんでいた=10月24日、茅野市豊平
 

企業紹介ツアーに参加した移住希望者。3事業所を回り、業務内容や勤務形態などの説明を聞いた=10月22日、茅野市金沢




県など主催の移住セミナーには諏訪圏移住交流推進事業連絡会が参加、6市町村の紹介や取り組みを説明した=10月11日、東京都千代田区の「ふるさと回帰支援センター」




マイクロバス3台に分乗して分譲地や中古住宅を巡る見学ツアー参加者。車内では暮らしぶりなどざっくばらんな質問も=10月24日、茅野市

 人口減少を受け各地で移住促進の動きが活発化する中、諏訪地方では、6市町村と宅建協会諏訪支部を軸に設立した諏訪圏移住交流推進事業連絡会や各自治体が見学ツアーを開くなど、あの手この手でアピールに努めている。

 中でも、景観の良さなどから注目が集まる八ケ岳山麓に位置する茅野市は、官民一体で活動を展開。2009年に発足した移住促進団体「田舎暮らし楽園信州ちの」は年4回ほど物件見学ツアーなどを開いており、毎回ほぼ満員でキャンセル待ちになることもあるほどだ。10月24日にはマイクロバス3台で分譲地や中古住宅などを回り、サツマイモ掘り体験なども行った。

 「楽園信州ちの」企画チーフの朝倉寿美子さん(64)によると「かつて田舎暮らしは団塊世代の退職後のロマンだったが、リーマン・ショックや東日本大震災を経て、都会に暮らす30〜40代の若い世代も自分たちの生活を見直し始めている」と指摘。移住を希望する若い世代の就労に向けて、市内の企業を訪問するツアーも今年から始めた。

 諏訪郡原村が年4回開いている見学会に参加した神奈川県藤沢市の渡辺晃子さん(35)は、結婚を機に子育て環境の良い場所への移住を考えている。「総合病院が近く、医療費補助制度が充実していて安心」と渡辺さん。「将来は飲食店か宿泊業をしたい」と移住に前向きだ。

 同連絡会は、県などが10月11日に都内で開いた移住セミナーに参加、6市町村をPRした。赤沼治幹事長(54)は「圏域内で市町村を比較して紹介したり、居住地と就労地を分けて考えたりできるのが連絡会の強み。自治体間で情報交換を密にして一層の底上げを図りたい」と話す。

 県地域振興課によると、県や市町村などの支援を受けて14年度に県内に移住した人は763人で、増加傾向にある。中でも諏訪地方は、首都圏や中京圏とのアクセスの良さなどもあり、県内でも移住先として関心が高い地域の一つという。

[写真・文 有賀史]
 
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