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「御柱イヤー」高鳴る鼓動  諏訪地域 木やり練習にも熱
(2016年1月11日掲載)
 

早朝から抽籤祈願に訪れた各地区の氏子たちで熱気にあふれる諏訪大社上社本宮。2日から連日続いている=9日午前6時39分




「万治の石仏」をかたどった巻きずしなど諏訪地方の仕出し業者などが考案した携帯食。チラシ向けに撮影が行われていた=5日、下諏訪町の下諏訪商工会議所




練習用の金色のおんべを手に木やりを披露する岡谷市湊木遣保存会の子どもたち。「寒稽古をしっかりやらないと声が出ない」という=8日午後8時、同市の湊小学校
 

「よいさ、よいさ、よいさ!」。下諏訪町木遣保存会長(右)らに教わって作った「マイおんべ」を手に、元気に声を上げる子どもたち=8日、同町の下諏訪北小学校




色鮮やかな御守りひもなどさまざまな商品が並ぶ衣料品店の御柱用品売り場。名入れの刺しゅうができる子ども用腹掛けが人気という=6日、茅野市宮川




手長神社の神楽殿で木やりの練習をする諏訪市木遣保存会の会員たち。静かな境内に高らかな声が響いた=7日午後6時34分、諏訪市




車山高原スキー場では「御柱バージョン」の大盛りカレーも登場。柱をイメージした串揚げが木落としのように横たわり、カレールーを「川越し」するイメージだ=4日、茅野市

 春に諏訪大社御柱祭を控える「御柱年」が明けた諏訪地域。諏訪大社上社本宮では曳行(えいこう)する柱を決める抽籤(ちゅうせん)式に向けた早朝祈願が連日続き、木やりの練習も各地区ごとに熱が入るなど、祭り本番に向けたムードが高まっている。

 諏訪郡下諏訪町社の下諏訪北小3年2組は、クラスで下社の祭りに参加しようと総合学習の授業で御柱祭を学んでいる。昨年から同町木遣(やり)保存会の指導で木やりの勉強を続け、8日はビニールテープなどで「マイおんべ」を作ってさっそく掲げ、大きな声を教室に響かせた。伊藤由衣花さん(9)は「おんべがあるとより大きい声が出せる。本番にも持って行くので、お祭りが楽しみ」。

 諏訪市木遣保存会は週4回、手長神社境内と西山公園で練習を続ける。同会の小林英雄さん(79)は、娘の智波さん(48)とともに会員として活動し5回目の御柱祭を迎える。「若手の育成と継承が課題。自分も声が出る限り続けて指導したい」と小林さん。岡谷市湊保存会は湊小学校で週2回練習。「子ども木遣り」のメンバーはほとんどが小学生以下だ。会長の小口浩義さん(68)は「今回の祭りを終えても次代につなげていってほしい」と話した。

 今後、各地区で御柱の曳行を支える梃子(てこ)係や元綱係などの合同練習や、御柱に付けるV字形の「メドデコ」に乗る訓練などが予定されている。上社の各地区では、2月の抽籤式で担当する柱が決まってから元綱の綱打ちなどの準備が本格化する。4月2日の開幕まで3カ月を切った大祭に向け、熱気は一層高まっていく。

[写真・文 有賀史]
 
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