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若きカーリング娘 世界へ  「聖地」軽井沢から羽ばたく
(2016年2月1日掲載)
 

<中部電力と対戦> 中部カーリング選手権に出場(水色の袖のユニホーム)し、女子の強豪中部電力と対戦=1月21日



男子日本代表のSC軽井沢クラブとの練習試合。両角友佑さん(右端)らからアドバイスを受けた=1月26日



ストーンの位置など、試合中のデータをタブレット端末に入力しながら見守る松村なぎさコーチ(右)=1月26日



初の海外遠征となった世界Bジュニア選手権で対戦した8カ国の選手と交換したフラッグを手に誇らしげな表情=1月14日



練習や試合の前にコーチも含め全員で必ず行うラジオ体操。海外遠征中も欠かさなかった=1月14日
 

大声で指示を出すスキップ土屋文乃さん



ストーンを投じるサード鈴木結海さん



スイープするリード金井亜翠香さん



コーチの指導を受けるセカンド上野結生さん



受験のため休んでいる上野美優さん(右)。練習に顔を出し仲間を激励

 1998年の長野冬季五輪カーリング会場となった北佐久郡軽井沢町。そのカーリングの“聖地”に育つ中学、高校生でつくる女子チーム「軽井沢ジュニア(通称・ローレル)」が戦いの舞台を世界に広げている。3月5日にデンマークで開幕する世界ジュニア選手権に向け練習を重ねる軽井沢アイスパークには、氷面を掃くスイーピングの音やラインを指示する甲高い声が響いている。

 メンバーは、軽井沢高3年の土屋文乃(あやの)さん(18)、同1年の鈴木結海(ゆみ)さん(16)、軽井沢中2年の金井亜翠香(あすか)さん(14)、同1年の上野結生(ゆい)さん(13)、受験勉強のため一時休んでいる同3年の上野美優(みゆ)さん(14)の5人。

 昨年11月の日本ジュニア選手権を制し、日本代表として1月上旬にフィンランドで開いた世界Bジュニア選手権(21歳以下)に出場。初の海外遠征で準優勝を果たし、世界ジュニア選手権の出場権をつかみ取った。「外国の選手は体格も大きく、スイープの力強さに違いを感じた」と金井さん。帰国後、ほとんど休むことなく、練習を再開した。

 松村なぎさコーチ(55)は「氷上に立つ全員が同じ目標に向かっている。新たなショットを練習し、3月までに世界で戦える武器を増やしたい」と話す。アイスパークで24日まで開いた中部カーリング選手権では拠点を同じくする女子の中部電力と対戦。26日には男子日本代表のSC軽井沢クラブと練習試合を行うなど、身近な強豪チームの存在も刺激になっている。

 「強みは(相手ストーンを弾き出す)テークアウトの精度と、何よりチームワークの良さ。世界ジュニアでは自分たちのやりたいことがしっかりできるように臨みたい。そして、いつかはこの仲間たちと五輪に出たい」と司令塔のスキップを務める土屋さん。さらなる高みを目指す「カーリング娘」たちの挑戦は始まったばかりだ。

(写真はいずれも軽井沢アイスパーク)

[写真・文 中村桂吾]
 
写真グラフ 信毎フロント

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