写真グラフ
 

伝統の校名 惜しむ別れ  統廃合控える県内公立小中7校
(2016年3月14日掲載)
 

【更府小(長野市)】 信田小との統合を控え、児童の発案で残りの登校日数をホワイトボードに書いて毎日撮影(上)。127日前から撮り始めた写真はランチルームにすべて掲示している(下)=10日




【秋山小(栄村)】 2人きりとなった最後の在校生が、向かい合って卒業式の呼び掛けの練習=9日




【福島中と三岳中(木曽町)】 体操着の色が青の福島中と、紺の三岳中の生徒が、クラスマッチで混成チームを作って交流=9日、木曽福島体育館
 

【岡谷小(岡谷市)】 「岡谷小児童会ありがとうの会」で、6年生に感謝の木やりを披露する2年生。「6年生のみなさまありがとう」と元気に声を響かせた=8日




【信田小(長野市)】 卒業式と閉校式を終え、下級生に見送られて学校を後にする最後の卒業生=12日




【岡山小(飯山市)】 統合先の戸狩小学校に持っていく机やいすを隅々まで磨き上げる児童たち=8日

 少子化などで県内では公立小中学校の統廃合が進み、本年度末には7校が、その伝統ある校名に別れを告げる。

 岡谷市の岡谷小学校は、近隣の田中、神明の2小学校に通学区を分けて統合される。8日に行われた「岡谷小児童会ありがとうの会」。2年生は威勢の良い木やりで、5年生は「岡谷小最後の年を引っ張ってくださり、ありがとうございました」と、卒業生に感謝の気持ちを伝えた。最後に学校伝統の「児童会の歌」を大きな声で合唱した。

 12日、卒業式に続いて閉校式を行った長野市信更町の信田小学校は来年度、更府小学校と統合して信更小学校になる。閉校式には児童や保護者、地元住民や卒業生ら約120人が出席。市教委への校旗返還などを見守った。最後の卒業生たちは、学校名が記された校門の前で記念撮影し、閉校を惜しんでいた。

 下水内郡栄村の秋山郷にある秋山小学校は、栄小学校に統合されて「栄小学校秋山分校」になる。「今の校名がなくなってしまうのは寂しいけれど、みんなで仲良く過ごした秋山小のことは忘れない」。最後の卒業生となった魚田宝来(たから)さん(12)はそう話し、来年度唯一の分校生となる2年生の福原弥夢君(8)と2人で、卒業式に向けて合唱などの練習を繰り返していた。

 ほかに、飯山市の岡山小学校は戸狩小学校に統合。木曽郡木曽町の福島中学校と三岳中学校は統合して木曽町中学校となる。

 県教委によると、来年度の公立小学校は363校、中学校は184校となる予定。10年前の2006年度と比べ小学校は30校、中学校は9校減少する。
 
写真グラフ 信毎フロント

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun