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松代の魅力載せ キッチンカー出動  若手有志 活性化プロジェクト
(2016年5月2日掲載)
 

<城跡に3台ずらり> 3台並んで松代城跡に出店したキッチンカー。ワッフルボウルのほかにコーヒーやソフトクリームも販売した=4月29日、長野市松代町



地元農産物などを使ったワッフルボウルの試作品=4月15日、長野市松代町の寺町商家




販売時にキッチンカーに立て掛ける看板を制作する画家の鶴田智也さん。プロジェクトのメンバーの一人だ=4月28日、長野市上千歳町





カセットこんろや電気調理器、水タンクなどを備えたキッチンで調理する大島さん(中央)=4月29日、長野市松代町の松代城跡

 

急ピッチで製作が進むキッチンカーの小屋部分=4月9日、長野市若穂保科



小屋に取り付ける扉を運ぶ竹内さん。調理設備などを除きほとんどが木製だ=4月14日、長野市若穂保科



台に載せた小屋の下に軽トラックの荷台を滑り込ませてキッチンカーに。小屋の重さは200キロほどという=4月27日、長野市若穂保科


 手作りの移動販売車で地域を活性化しようと、「信州松代キッチンカープロジェクト」が動き始めた。長野市松代地区などの若手メンバー約10人が大型連休中の松代城跡に出店し、地元農産物などを使った料理を販売した。

 キッチンカーは、内部に調理設備や電気調理器などを備えた木製の小屋が軽トラックに載っている。同市若穂保科の有限責任事業組合「ブラックペッパー」代表の鍋内志一(ゆきひで)さん(28)とデザイナーの竹内恵一さん(28)が製作した。2人は既に2台を製作しており、プロジェクトとして初めて手掛けた3台目は松代らしい和の要素を取り入れたデザイン。道交法の制限内に収まる大きさで、軽トラックの「積み荷」として出店場所まで運ぶことができるという。

 調理を担当するのは、地域おこし協力隊員の大島誠子さん(34)。提供する料理は地元農産物などを材料に考案した「ワッフルボウル」だ。米粉を練った生地をおわん状に焼いたワッフルに、豆腐を使ったタイ料理「ガパオ」や、チョコレートソースをかけたバナナなどが入っている。3種類あり、一つ500円。

 販売初日の4月29日には3台のキッチンカーが並び、観光客らが物珍しげに足を止めたり、のぞき込んだりしていた。静岡市から家族で訪れた大野哲也さん(38)はガパオの入ったワッフルボウルを購入し、次女の明日香ちゃん(2)が夢中で頬張った。大野さんは「キッチンカーは戦国時代のお城みたいでかっこいい。かりっとした食感のワッフルボウルは大人も子どもも気に入りそう」と話した。

 プロジェクトリーダーの宮崎康介さん(41)は「キッチンカーもワッフルボウルも松代オリジナル。他では味わえない松代の魅力として発信していきたい」と話していた。松代城跡での営業は8日までの予定だ。

[写真・文 林克樹]
 
写真グラフ 信毎フロント

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