写真グラフ
 

初夏の飯伊 クラフト日和  各地で販売イベント
(2016年5月30日掲載)
 

<森に囲まれた公園で> 多くの家族連れでにぎわう「クラフトフェア飯田」。全国から約180組の工芸作家らのテントが並んだ=22日、飯田市のかざこし子どもの森公園




<週末の観光施設で> 「手仕事市」の会場に並んだパッチワークやステンドグラスの作品を、作家(右)と話しながら楽しそうに選ぶ人たち=28日、根羽村のネバーランド



ずらりと並ぶカラフルなアクセサリーやストラップ=28日、根羽村「手仕事市」の会場




犬の服を販売するブースでは作品を着用した「看板犬」がPR=21日、「クラフトフェア飯田」の会場
 

<お寺の本堂で> 作家(左手前)に素材の違いなどを聞きながら品定めをする「クラフトまつり」の来場者=22日、飯田市龍江の東照寺



東照寺の本堂を会場に開いた「クラフトまつり」=22日




女性たちの注目を集めた貝殻のアクセサリー=21日、「クラフトフェア飯田」の会場




年々増える来場者に「クラフトフェア飯田」では10分間隔で無料シャトルバスを運行して対応した=21日

 県内ではこの時季、工芸作家が作品を展示販売するクラフトフェアが各地で開かれる。32回を数える松本市の「クラフトフェアまつもと」が有名だが、自然豊かな飯田下伊那地方の各地でも、森に囲まれた公園や寺の本堂などで個性あるイベントが開かれている。

 飯田市のかざこし子どもの森公園で21、22日に開いた「クラフトフェア飯田」は今年で4回目。全国から過去最多の約180組が陶芸、木工、皮革などの作品を展示販売し、多くの家族連れでにぎわった。「クラフトフェア飯田をつくる会」代表の羽場大羅(だいら)さん(29)=飯田市下殿岡=は「伊那谷は山や谷ごとに文化やドラマがあり、起伏のあるこの公園はその縮図のようなもの。場を生かした演出を楽しんでほしい」。来場者数の増加に、無料のシャトルバスを10分間隔で運行するなど利便性の向上にも力を入れる。

 飯田市龍江の東照寺でも21、22日、「クラフトまつり」が開かれた。地元の作家を多くの人に紹介したい―と住職の内藤了元さん(48)が中心となって毎年企画し、8回を数える。「お寺は敷居が高いと思われがちだが、もっと自由な場所でありたい。本堂を開放することで、出会った作品や人との縁がつながってくれたらいい」と内藤さん。初回から出品している下伊那郡阿智村智里の木工作家、水上雅彦さん(58)、ひろみさん(58)夫妻は「お寺の独特な雰囲気の中に異種の作家たちが集まり、刺激を受け合うのが楽しい」と話す。

 同郡根羽村の複合観光施設・ネバーランドでは「手仕事市」を週末や祝日に開催している。28日は県外の2組が木製アクセサリーやステンドグラスなどを並べた。愛知県愛西市から旅行途中に立ち寄った佐藤薫さん(52)は「細かい仕事に感心する。豊かな自然の中でこんなすてきな作品を見るとつい欲しくなってしまいますね」と話し、気に入った財布と布草履を購入した。

[写真・文 中村桂吾]
 
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