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音色に染まる長野の夏  アートメントNAGANO2016
(2016年7月25日掲載)
 

<芸術館:多彩な公演 市民も参加> リハーサルで、初めて一緒にハーモニーを響かせる長野市民合唱団コールアカデミーと東京混声合唱団のメンバー=23日、長野市芸術館



久石譲さん(中央)が指揮する「ナガノ・チェンバー・オーケストラ」の公演で紹介されるいずれも長野市出身の原雅道さん(前列左端)、西山健一さん(同中央左)、小林久美さん(同右)=16日、長野市芸術館



和太鼓のワークショップに参加し、リズムを合わせてばちを振る市民たち=23日、長野市芸術館
 

<保育園:バイオリンにみんな興奮> 目の前で奏でられるバイオリンの音色に、目を輝かせて歓声を上げる子どもたち=22日、長野市鶴賀の博愛保育園




<小学校:楽器の仕組みも紹介> 児童に楽器の仕組みを紹介するナガノ・チェンバー・オーケストラのメンバー=15日、長野市の大豆島小




<長野駅前:突然の演奏会> JR長野駅前で突然始まった演奏に足を止めて聞き入る人たち=17日

 初の音楽祭「アートメントNAGANO2016」が14日から、長野市で開催中だ。市芸術館の芸術監督を務める久石譲さん(65)=中野市出身=が中心となり、クラシックや現代音楽、伝統芸能などさまざまなジャンルの公演を行うほか、市民に音楽を身近に感じてもらおうと、子ども向けの鑑賞会や体験イベントなども開いている。

 芸術館開館を機に結成された室内管弦楽団「ナガノ・チェンバー・オーケストラ(NCO)」のメンバーのうち5人が15日、大豆島小学校に出向いた。児童に木管五重奏を披露し、分かりやすく楽器の説明もした。

 東京の5人組ユニット「Everly(エバリー)」のうちの2人は21、22日に市内の小学校や保育園など計10カ所を回り、手拍子などで参加できる音楽会を開いた。メンバーの松尾賛之(ただし)さん(37)は、5歳の時に保育園でバイオリンの演奏を聞いたことが音楽を始めるきっかけだったといい、「今日の体験から音楽に興味を持ってくれる子が出てくれたらうれしい」と語りかけた。

 市芸術館では23日、新潟県佐渡市の和太鼓集団「鼓童(こどう)」によるワークショップ(参加型講習会)が開かれた。親子連れなど約30人が、メンバーのアドバイスを受けながら直径60センチほどの和太鼓を力強くたたいた。JR長野駅前などでは、13〜24日に公共の場で突然演奏などが始まる「フラッシュモブ」もあり、通り掛かった市民が足を止めて聞き入った。

 NCOには、九州交響楽団(福岡市)でコンサートマスターを務めるバイオリニストの原雅道さんら3人の長野市出身者も参加。長野市民合唱団コールアカデミーの約40人が東京混声合唱団と共演するなど、奏者側にも多くの市民や市出身者らが関わっている。

 アートメントNAGANO2016は、「ながのを芸術で彩る実行委員会」の主催。29日の「久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ2016」でフィナーレを迎える。

[写真・文 小西由紀]
 
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