写真グラフ
 

映画作り みんなの力を結集  小学生24人奮闘 上田で教室
(2016年8月22日掲載)
 

<うまく撮れた?> 小学1年生のカメラ担当(中央)が撮影した映像をみんなで確認=19日、上田市中央2の横町伊勢宮




班ごとに輪になって構想を練る子どもたち=19日、上田市中央2のコワーキングスペース「ハナラボ・ウンノ」




上映会で子どもたちに質問や講評をする特別講師の沖田修一監督(右)=20日、上田映劇
 

<いざクライマックス> 物語のクライマックスの撮影前に殺陣のリハーサルをする子どもたち=19日、上田市中央6の月窓寺




保護者や一般客も入った上映会場で披露された映像作品=20日、上田市中央2の上田映劇



仲間や自分たちの作品を鑑賞する子どもたち。ユーモラスな表現に笑みがこぼれた=20日、上田映劇




パソコンを操作する大人のスタッフに相談しながら編集作業をする子どもたち=20日、ハナラボ・ウンノ

 「よーいスタート!」「はいカット!」。20日まで3日間、上田市で「こども映画教室」が開かれた。同市の「信州上田フィルムコミッション」設立15周年を記念した事業で、全国で教室を開いている団体「こども映画教室」(東京)の共催。小学生が脚本作りから撮影、編集までを手掛け、映像作品を仕上げた。

 県内外の1〜6年生24人が6人ずつの4班に分かれて作業を開始。じゃんけんでカメラマンやマイク係、配役を決めたり、「『真田丸』風の物語にしたい」などとテーマを決めて市内各地に散らばった。

 なかなかアイデアがまとまらず、膠着(こうちゃく)状態になってしまうこともたびたび。そんな場合でも、子どもたちだけで解決するように大人は極力口出しをしないルールだ。やがて高学年の子どもがリードし、話し合いを重ねて意見がまとまると撮影が再開した。1分ほどのシーンを数十回も撮り直すこだわりもみせた。撮影の終盤には「いい感じになってきた。編集したら最高(のシーン)だ」との声も上がった。

 班ごとに編集した5〜9分の4作品は、いずれも上田を舞台にしながらも時代劇や空想ものなど多彩な仕上がり。最終日の20日夕には、同市の「上田映劇」で保護者や一般客も招いて上映会を開いた。

 特別講師として終始子どもたちを見守った映画監督の沖田修一さん(39)は「どんなものを作れるか子どもたちを信じながら3日間やってきました。みんなの作品を見て笑い、驚き、怖さを感じた。すごく新鮮な気持ちでした」と講評した。

 金沢市から参加した小学4年の平本慶樹(けいじゅ)君(9)は「最初はみんなのことがよく分かってなくて、自分の考えだけを言っていたらうまくいかなかった。だんだん他の人の意見も聞くようにして協力できた。作品が完成してよかった」と満足感を漂わせていた。

[写真・文 吉沢正志]
 
写真グラフ 信毎フロント

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