写真グラフ
 

聴導犬 触れ合い学ぶ  宮田小のクラブ PRにも一役
(2016年9月5日掲載)
 

日本聴導犬協会を訪れ、聴導犬や介助犬を目指す訓練犬と触れ合う児童たち=8月30日、宮田村



クラブ活動終了時には手話で「ありがとうございました」とあいさつ=6月7日



訓練犬と一緒に宮田村内を歩く児童ら=7月5日



日本聴導犬協会の活動支援を呼び掛けるポスターも作った=6月21日、宮田小
 

リード(引き綱)を手に、初めての歩行訓練。「笑顔で褒めることが大事」と教わった=6月7日




車いす生活を送り介助犬を必要とする人から直接話を聞く=8月30日

 聴覚障害者を助ける聴導犬の役割を学ぼうと、上伊那郡宮田村の宮田小学校に本年度発足した「聴導犬クラブ」。11月まで計10回行う活動では、4〜6年生24人が犬と一緒に歩いたり、聴導犬のPR方法を考えたりして理解を深めている。

 宮田小は、村内にある社会福祉法人日本聴導犬協会を見学するなどつながりがあり、本年度は地域を知る活動の一環で同クラブをつくった。5月に開いた初回のオリエンテーションで聴導犬の役割や働きぶりを学び、2回目以降は聴導犬を伴った歩行訓練や、協会の活動支援を呼び掛けるポスター作りなどをしている。

 8月30日の5回目は、肢体不自由者を助ける介助犬を必要とする人から直接話を聞いた。床に落ちたエアコンのリモコンを犬が口にくわえて拾い届けると、子どもたちは目を輝かせながら拍手を送った。6年の田村朔弥(さくや)君(11)は「聴導犬や介助犬が障害のある人のために毎日すごい仕事をしているのが分かる。この経験をもっと多くの人に伝えたい」。

 同小の宮沢賢司校長は「ふるさと宮田村を愛し、村をつくる子どもを育てたいと思っている。活動を通して思いやりの心を育み、村の魅力として発信してほしい」と期待。訓練の仕方などを指導した同協会の有馬もと会長は「私たちは子どもたちの心の中に優しさと希望の種をまいただけ。この体験がいつどう開花するか、楽しみです」と子どもたちを見守っていた。

[写真・文 中村桂吾]
 
写真グラフ 信毎フロント

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