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秋 恵みいっぱいの信州  果物・キノコ…にぎわう産地
(2016年9月19日掲載)
 

浅井商店に入荷したマツタケ。入荷がやや遅れ気味のため先行して料理店に販売している=16日、豊丘村



上高井郡小布施町では特産の栗の収穫が本格化。例年は10月初旬までかかる収穫作業だが、今年は1週間ほど早く始まり「今月中に終わるのでは」と同町の土屋数彦さん。地元を中心に県内の菓子製造業者に出荷する=12日



諏訪郡原村の八ケ岳中央農業実践大学校では、ハロウィーン向けの観賞用カボチャの収穫が真っ盛り。校内の直売所に並ぶほか、首都圏や関西の市場、遊園地やホテルなどに出荷する=14日
 

ブドウやリンゴなどを買い求める人でにぎわった松本ハイランド農協の「第26回東山部くだものまつり」=17日、松本市




「第25回巨峰の王国まつり」で、段ボール箱いっぱいにブドウを買い込む客=17日、東御市




さまざまなリンゴが並ぶ共和園芸農協の直売所で好みの品種を探す買い物客=16日、長野市




県内外からの観光客でにぎわう「みはらしファーム」のリンゴ狩り=14日、伊那市

 実りの秋を迎え、県内各地の直売所などには旬の味覚がずらり。収穫を祝うイベント会場も、地元だけでなく遠方から訪れた人らでにぎわっている。生産者は収穫に追われつつ、販売会場での表情は明るい。あちこちの産地の様子をカメラで追った。

 松本ハイランド農協は17日、松本市里山辺の山辺ぶどう集荷所で「第26回東山部くだものまつり」を開催。同市東部の山沿いで採れたブドウやリンゴなどを販売し、大勢の買い物客でにぎわった。同農協入山辺支所長の小沢浩明さん(60)によると、今年は生育が全般的に例年より1週間から10日ほど早く、味も収量も良いという。

 飯田下伊那地方の商店などに並び始めたマツタケは少雨などの影響で、入荷が例年よりやや遅れ気味。下伊那郡豊丘村河野の浅井商店によると、昨年の同時期は1日当たり重さ40〜50キロが持ち込まれたが、ここ数日は1キロほど。県内外の料理店などに先行して販売している。代表の浅井一昭さん(46)は「今年は今月下旬から10月初旬にかけて短期集中型になりそう」と話している。

 信州の秋の果実を代表するリンゴ。伊那市の農業公園「みはらしファーム」では、人気のリンゴ狩りが始まり、県内外の観光客でにぎわう。現在の主力品種は「つがる」。今年は強い日差しで実が変色する「日焼け」が心配されたが、生育は順調で糖度も高いという。

 長野市篠ノ井岡田の共和園芸農協の直売所には、組合員300人余が丹精したリンゴがずらり。現在は「紅玉」「シナノドルチェ」など7品種ほどを販売し、濃い赤色が特徴の「秋映(あきばえ)」も16日から入荷し始めた。

 東御市の東御中央公園では17、18日に「第25回巨峰の王国まつり」が開かれた。巨峰1房の無料配布には長い列ができ、開始前に先着250人の定員に達する人気。販売コーナーでは、巨峰のほかに、皮ごと食べられるシャインマスカット、ナガノパープルなどが並び、大勢の買い物客で混み合った。信州うえだ農協東部ぶどう部会長の若林泰平さん(67)は「今年は夏場は暑く程よい降雨もあったので、甘みや色づきの良い最高の出来になった」と話していた。
 
写真グラフ 信毎フロント

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