写真グラフ
 

諏訪の御柱 小宮も熱く  7年目に1度 各地で多彩に
(2016年10月10日掲載)
 

木遣りに応え気勢を上げる乗り手の氏子たち。長さ約10メートルの「一之柱」がゆっくりと立ち上がった=8日、岡谷市神明町の今井十五社



下諏訪北小学校で行われた「北小おんばしら」。木落としを無事に終えると、先頭に乗った子が元気に万歳=9月22日、諏訪郡下諏訪町



富原神社の御柱祭には今回結成した子ども木遣りが初登場。3〜10歳の11人が元気に声を響かせた=9日、富士見町富原



<企業の敷地でも> ミクナスファインエンジニアリングの御柱祭。敷地内の飯綱神社(右奥)に御柱を建て終えると、宝投げをした=1日、岡谷市田中町
 

<観光客も力合わせ> 車山神社の小宮祭。観光客と氏子が力を合わせて山頂まで柱を引き上げた(右奥は白樺湖)=9月25日、諏訪市、茅野市境の車山




手長神社御柱祭里曳きの最大の見せ場「石段上げ」。ちょうちんで照らされた約200段の石段を、氏子たちが一気に引き上げた=9月25日、諏訪市上諏訪




引いてきた御柱を切って鳥居を組み立てる氏子たち=2日、茅野市本町東の御座石神社




先宮神社御柱祭で、きらびやかな装束で「御柱迎えの儀」に臨む稚児行列の子どもたち=9月24日、諏訪市大和

 7年目に1度の諏訪大社御柱祭の年に、諏訪地域の各地で行われる小宮の御柱祭がピークを迎えている。女性や観光客が参加できたり、小学校や企業内で行われるなど、さまざまな特色がある。

 岡谷市神明町の今井十五社は8、9日に里曳(び)きをした。境内に続く急斜面では氏子たちが力を合わせて綱を引き、約3時間かけて「一之柱」を建てると、垂れ幕やくす玉で祝った。今井区御柱祭典委員長の清水繁さん(66)は「歴史ある神社の祭りを一致協力で行えた。地元区民の親睦が深まり、結束も強まった」と話していた。

 諏訪市、茅野市境の車山(1925メートル)山頂にある車山神社の御柱祭は、観光客も参加できる。祭典委員会によると、口コミなどで回を追うごとに参加者が増加。今回は観光客と氏子約300人が力を合わせて標高約1800メートル地点から山頂まで御柱を引き上げた。神戸市から夫婦で参加した自営業浅田寿展(としのぶ)さん(60)は「皆さんと協力して建てた御柱なので愛着が湧きます」。

 茅野市本町東の御座石神社では、引いてきた御柱を境内で切って組み立て、鳥居を建てるのが習わし。完成し人力で引き建てられる鳥居の上部には大人に交じって小中学生の男子6人が乗り、木遣(や)りに応えて元気におんべを振った。

 岡谷市の製造業ミクナスファインエンジニアリングは、敷地内にある飯綱神社の御柱祭を従業員や近隣住民、取引企業と行った。無事に御柱を建て終えると、感謝を込めて菓子やおひねりなどの宝投げも。同社従業員で茨城県出身の広瀬竜也さん(40)は「諏訪ならではの文化」と楽しんでいた。

 諏訪地方観光連盟の御柱祭観光情報センター(事務局・諏訪市)は、ホームページで6市町村ごとの小宮御柱祭の日程を紹介。計約200カ所を掲載しているが、「ほかに地域の道祖神などでも行われており、全ては把握し切れていない」としている。

[写真・文 有賀史]
 
写真グラフ 信毎フロント

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