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自動車模型 人気再び「ミニ四駆」大人の走り  県内各地で大会開催
(2016年11月28日掲載)
 

2年前からミニ四駆に復帰した男性の自宅。子どもの頃はできなかった「大人買い」をしたマシンの箱や、限定パーツなどが並ぶ=18日、長野市南長池




20年前に改築した自宅の屋根裏部屋のサーキットで再びミニ四駆に熱中する岡田博孝さん=22日、長野市差出南




常設コースがある玩具店「長野屋」に集まったレーサーが持ち寄った自慢のマシン。改造の仕方やボディーのデザインはさまざま=23日、飯田市の「長野屋」
 

抽選で割り振られた新品のノーマル車をその場で組み立てて競う大会で、完成した愛車を見せ合う参加者たち=27日、松本市の「はま屋」



長女の瑠菜さん(左)とマシンを走らせる北島俊さん。2年ほど前から一緒にレースに参加して、愛車の改造を楽しんでいる=23日、飯田市の「長野屋」



月に1回集まりレースに向けた調整をしたり、情報交換したりする「ミニ四駆研究会」。真剣な表情でマシンの状態を見るメンバー=11日、長野市権堂町のネオンホール

 1980年代後半から90年代初めにかけて子どもたちの間で大流行したモーター付き自動車模型「ミニ四駆」の人気が再燃している。今回のブームの主役は、子どもの頃に熱中した大人たち。当時は手が届かなかった高価な部品を使って改造に工夫を凝らしたり、子どもと一緒に楽しんだりする親も増えている。

 ミニ四駆は多くの部品を交換でき、専用のサーキットで速さを競う。大会ごとにレイアウトが変わるコースに合わせ、最大限のスピードが出せるよう、その都度部品を組み合わせて調整するのが魅力の一つだ。

 「昔のコースは平たんだったけれど、今はジャンプがあったり、立体的になったりしているから工夫のしがいがある」と話すのは、20年前に子どもたちと楽しんだ長野市の岡田博孝さん(63)。退職後、ミニ四駆の大会が盛んになっていることを長男から聞き、再び参加するようになった。数十年前に子どもたちと楽しんだ自宅の屋根裏部屋のコースで試走し、毎週のように大会に出場し優勝を目指している。

 27日、松本市双葉のカードゲームショップ「はま屋」で開催した大会は、抽選で割り振られた新品の「ノーマル車」をその場で組み立て、レースをした。参加した10人は、全員が20〜40代だ。ミニ四駆を組み立てると、みんなで並べて出来栄えを記念撮影。改造なしで組み立てた愛車をサーキットで走らせて子どものように喜んでいた。

 飯田市本町の玩具店「長野屋」は、ブーム再燃に合わせ2年前に常設のコースを設置した。店長の長沼優さん(28)は「全長は200メートルほど。県内では最大級です」。10月に開いた大会の参加者70人のうち、55人が大人のレーサーだったという。「数万円単位でまとめ買いする“大人買い”のお客さんもいます」と長沼さん。

 同店で10月に開いた大会で大人のクラスに初参戦し優勝した下伊那郡松川町の中学3年生、北島瑠菜さん(15)は、父の俊さん(33)に誘われてミニ四駆を始めた。俊さんは「俺より早いです」と悔しがりながらも、長女と共通の趣味を楽しむ日々だ。

[写真・文 北沢博臣]
 
写真グラフ 信毎フロント

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