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カプセル玩具人気 大人も外国人客も  お寺や医院に販売機 精巧な品も
(2017年1月30日掲載)
 

カプセルから古銭が出てくるものも=25日、長野市妻科の「うるおい館」




医院のキッズコーナーにも。「頑張ったご褒美に」と診療後に院長先生からもらったメダルでカプセルを出す=24日、松本市浅間温泉の小口耳鼻咽喉科医院




<200台近くずらり> ゲームやアニメ関連グッズ販売の「アニメイト長野」にずらりと並ぶ200台近くのカプセル玩具販売機=22日、長野市のショッピングプラザ「アゲイン」
 

<善光寺で運試し> 善光寺に導入されたカプセル玩具販売機「善光寺探訪ガチャみくじ文化財編」。大喜びで運試しをする香港からの観光客たち=18日、長野市



「商品開発実践」の授業でカプセルに入れるテックレンジャーのキーホルダーを作る飯田OIDE長姫高校の生徒たち=24日、飯田市



JR軽井沢駅の売店にある販売機にカプセルを補充する。「ご当地もの」が入ったものが特に売れ行きがよかった=22日、軽井沢町

 カプセルに入ったおもちゃなどを販売する自動販売機。以前は駄菓子屋やスーパーの店先などに置かれていたが、最近は駅売店や町の医院など、意外な場所にも設置されている。そこでしか買えない「ご当地もの」や、大人向けの精巧な品もあり、外国人観光客にも人気だ。

 18日、長野市の善光寺本堂前の授与品所入り口に設置されたカプセル玩具販売機に人だかりができていた。1回500円で本堂や仁王門などの金属製の模型が出る。「最近多く見かけるようになった外国人のお客さまや子どもさんと善光寺の縁を結ぶ物は何かと考えました」と、担当する同寺授与品部長の筒井秀寛さん(42)。新たな名物にと期待を寄せている。

 生徒が扮(ふん)するローカルヒーロー「高校戦隊テックレンジャー」で知られる飯田OIDE長姫高校(飯田市)。本年度始まった3年生の選択授業「商品開発実践」で、生徒24人がテックレンジャー関連商品の一つとしてカプセル玩具を製造している。学校祭や地域で開く戦隊ショーに出向き、Tシャツなどの関連商品を販売するとともに、それぞれの戦士を模したキーホルダーを収めたカプセル(200円)販売機を設置。戦隊ファンの子どもたちを喜ばせている。

 県内の駅売店を運営するJR東日本リテールネット長野支店は、スノーモンキーやだるまなど長野、群馬、新潟各県にちなんだ模型をカプセルに収めた「上信越フィギュアみやげ」(400円)と「鉄道コレクション」(同)を昨年6〜7月に県内14駅に導入。県内で最もよく売れるという軽井沢駅(北佐久郡軽井沢町)の売店では22日夕までに、3日前に用意した「上信越」のカプセル200個がほぼなくなるほどだった。

 日本玩具協会(東京)によると、カプセル玩具の市場規模は2010年度の259億円から15年度には316億円に拡大。街中のいろいろな場所に設置されるようになったことに加え、精巧な大人向けの商品開発に力を入れ、単価が高くなっていることも影響しているとみている。

[写真・文 吉沢正志]
 
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