写真グラフ
 

氷と雪の世界 運転に磨き  冬の信州 湖や森林に自動車コース
(2017年2月27日掲載)
 

女神湖の氷上コースでスタッドレスタイヤ装着車の試乗会。販売店の担当者らが各社のタイヤの性能を体験した=8日、立科町



走行訓練で氷上をゆっくりと走る中部電力の車。凍結路での車の動きを覚えた=7日、女神湖




御岳ロープウェイの駐車場。冬場は御岳スノーランドとして愛好者の車でにぎわう=12日、木曽町
 

御岳スノーランドのコースでギャラリーが見守る中を豪快に疾走するラリーカー=12日、木曽町


安全確保のため車内にバーを取り付けた車でコースを走る=19日、新潟県妙高市の斑尾ウィンターサーキット


湖面が汚れないよう、氷上コースに入る前に車を洗う=7日、女神湖

 信州の冬ならではの雪や氷を生かした自動車専用のコースが各地に設けられ、愛好者らが訪れている。凍結した湖面や冬季閉鎖の林道、シーズンオフのスポーツ施設などを使い、安全運転講習や試乗会、愛好者の走行会など利用法はさまざま。冬場の新たな誘客につなげようという動きもある。

 北佐久郡立科町の女神湖では、湖畔のホテル「コロシアム・イン・蓼科」が厚さ数十センチに凍った湖面に自動車の専用コースを設けている。8日にはスタッドレスタイヤの性能を体験する試乗会があり、県内の自動車販売店担当者が、各社のタイヤを装着した車でブレーキやカーブ走行を試した。その前日は、中部電力の若手社員を中心とする約30人が、社有車8台に分乗して氷上走行訓練。パイロンを置いたコースをジグザグに走り抜けるなどして凍結路での車の動きを覚えた。

 御岳スノーランド(木曽郡木曽町三岳)は、冬季休業中の御岳ロープウェイ駐車場と一帯の林道で7コース、総延長約20キロを自動車専用コースとして営業している。11、12日にはラリー大会やスポーツタイプ多目的車(SUV)の走行会が行われ、2日間で延べ150台が集まった。訪れた人は、雪煙を上げながら走る車に歓声を上げたり、バギー車のデモ走行に同乗したりして楽しんだ。

 ラリーなどのレースを企画する「NASC」(千曲市)は、新潟県妙高市の斑尾高原のテニスコートを借りて「NASC斑尾ウィンターサーキット」を今季初めて開設した。SUVの性能を試せる傾斜のあるコースや、ラリーカーなどを楽しむ平たんなコースを設置。週末を中心に県内外から愛好者が集まった。海外自動車メーカーのメディア向け発表会にもコースを提供。同社代表の中島聡尚さん(61)は「新幹線が止まる飯山駅から30分ほどの立地を生かし、来季は海外からの旅行者にも訪れてもらえるような企画を考えたい」と話していた。

[写真・文 米川貴啓]
 
写真グラフ 信毎フロント

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