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カポエイラ 足技の魅力  東信で活動のサークル 普及図る
(2017年3月13日掲載)
 


<音色に合わせて> 仲間たちの演奏に合わせて技を出し合うサークルのメンバー=5日、東御市の東御中央公園



<アクロバティックに> しなやかな動きでアクロバティックな足技を披露する臼田さん=8日、上田市の染屋自治会館




組手の練習をする小学生。3〜12歳が参加する「キッズクラス」も開講している=5日、東御市の東御中央公園武道館
 

カポエイラで使用する民族楽器「ビリンバウ」。弓のように張った弦を木の棒でたたいて奏でる=8日、染屋自治会館



笑顔でメンバーに教えるアメリコ・ゴトさん(左)=1日、染屋自治会館



全員が手を挙げて「アシェ カポエイラ」と声を掛け合い、練習を終える。「良いエネルギーがたまるように」との願いが込められた言葉という=8日、染屋自治会館

 ブラジル発祥の伝統武術「カポエイラ」を普及させようと、サークル「長野deカポエイラ」が東信地方で活動している。音楽や歌に合わせてジャンプしたり、宙返りしたり。アクロバティックな技を出し合うメンバーは「技がきまったときには達成感がある」と魅力を語る。

 カポエイラは、16世紀ごろのブラジルで、奴隷たちが支配者に抵抗するため、ダンスに見せかけて足技を練習する中で生まれたと言われる。弓のような民族楽器「ビリンバウ」や太鼓などの演奏、歌に合わせて1対1で側転や蹴りなどで「対戦」するが、相手を攻撃し勝敗を競うわけではない。

 5日、東御市の東御中央公園の広場では、10人ほどが輪になって技を披露していた。メンバーが奏でる激しいリズムとポルトガル語の歌が流れる中、次々に対戦相手が入れ替わりながら躍動した。軽やかな身のこなしと聞き慣れない音楽に、通り掛かった人は「どこの国の踊りですか?」。

 サークル代表の臼田洋さん(36)=佐久市=は元々ストリートダンスが趣味だったが、「カポエイラの野性的でしなやかな動きに引き込まれた」。愛知県豊橋市の教室に通って指導者の資格を取得。2009年にサークルを発足させた。現在、メンバーは約20人。臼田さんと、ブラジル出身のアメリコ・ゴトさん(37)=上田市=が指導している。

 2年前から参加している上田市の自営業河西陽子さん(49)は「音楽に合わせて汗をかくのは心地いいです」。臼田さんは「練習を続けることで体の柔軟性やバランス感覚を養い、運動不足解消にもつながる。踊りのように音楽に合わせ体を動かすことから取り組めるので気軽に参加してほしい」と話す。

 平日の夜や週末の日中に上田市や東御市の公民館などで練習している。問い合わせは臼田さん(caponagano@yahoo.co.jp)へ。

[写真・文 林克樹]
 
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