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卓を囲んで わいわいと アナログゲームに熱中  県内各地で愛好者集い
(2017年3月20日掲載)
 


貸し切りのカフェで、テーブルごとにさまざまなボードゲームを楽しむ参加者。この日は30人ほどが集まった=10日、諏訪市四賀の「Blue Line Garage Cafe18」



読みが当たり、ガッツポーズで喜ぶ参加者=12日、上田市天神のサントミューゼで開かれた「上田テーブルゲーム会」




「上田テーブルゲーム会」では、参加者が何種類ものゲームを持ち寄って楽しむ=12日、上田市天神のサントミューゼ
 

将棋に似た駒を使うゲーム「ごいた」を楽しむ「松本ごいた部」。4人が2組に分かれて卓を囲み、味方や相手の持ち駒を予想しながら駒を出して点数を競う=17日、塩尻市の市民交流センター



800点ほどのボードゲームが並ぶ老舗玩具店「宇宙堂」。ゲーム会も40年ほど前から開催し、県外からも愛好者が訪れる=11日、松本市大手



月に1回、金曜日の夜に深夜まで開催する「華金ポーカー会」。仕事帰りに集まり、本格的な卓を囲んでポーカーを楽しむ=3日、諏訪市湖南

 盤上でカードや駒を動かしながら遊ぶボードゲームやトランプなど、電気を使わない「アナログゲーム」を楽しむゲーム会が県内で盛んだ。パソコン、スマートフォンを使ったオンラインゲーム、テレビゲームとは違い、実際に顔を合わせ、相手の表情を読んだり、会話を楽しんだりしながらゲームを進める面白さが愛好者を魅了している。

 諏訪市のカフェ「Blue Line Garage Cafe18」はボードゲーム20種類ほどを備え、2年前からゲーム会に会場を提供している。10日、30人以上で埋まった会場に群馬県嬬恋村から参加した自営業渋沢栄一さん(38)は「(アナログゲームは)ゲームそのものの面白さと、人と向かい合って話す楽しさの相乗効果がたまらない。テレビゲームは全然やらない」。

 上田市サントミューゼで毎月開く「上田テーブルゲーム会」は午前10時から午後8時まで、入れ代わり立ち代わり参加者が持ち寄ったゲームを楽しむ。会社員下川博範さん(34)=諏訪市=は「同じ空間と時間の中で相手と向かい合いながら遊べる。いろんな人と知り合えるのも面白い」と話す。

 石川県能登町が発祥の伝統ゲーム「ごいた」。塩尻市の市民交流センターでは17日、愛好者でつくる「松本ごいた部」の例会があり、13人が勝負を楽しんだ。ごいたは、4人が2組に分かれ、8種類32枚ある駒を使って合計得点を競い合う。同市の会社員曽我部貴弘さん(36)は「実際に駒を手に持ち、『その手があったか』と感想を言い合ってわいわいやるのが楽しい。チーム戦なので勝つと2倍うれしくなる」と魅力を語った。

 県内のさまざまなゲーム会に参加する岡谷市のパソコン講師矢野美幸さん(37)は、ゲーム会の情報を集めたウェブサイト「長野県アナログゲームガイド」を3年前から運営している。ゲーム会は近年、一気に増えたといい、「東日本大震災で電源を使わないゲームが見直されたのも一因ではないか」とみている。

[写真・文 北沢博臣、小西由紀]
 
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