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木曽地域 盛り上げ拠点に   「ねざめ亭」オープン
(2017年4月3日掲載)
 

<浦島太郎に仮装> オープン初日から大勢の観光客や地元住民が訪れた「ねざめ亭」。物販コーナーには円形のヒノキの浴槽が置かれ、中に入った記念品を浦島太郎に仮装した小林夏樹さん(左)が配った=1日、上松町





オープンを記念したガイドツアーで景勝地「寝覚の床」(左)の説明を聞く観光客=1日、「ねざめ亭」近くの臨川寺




上松町内のコンビニエンスストアの一角に置かれた無料の情報誌「Kisojin」=1日




上松町内の事業所を訪ね情報誌への広告掲載を依頼する山田弘さん=3月27日
 

オープン直前のミーティングに真剣な表情で臨む「ねざめ亭」のスタッフ=1日




オープンに向け新たに作った料理の写真を撮る木村みかさん(右)=3月30日、上松町




閉業したレストハウスを改装した「ねざめ亭」。オープン初日から駐車場には県内外の車が並んだ=1日




情報誌に掲載するため馬籠宿の案内人を取材する小林夏樹さん=3月24日、岐阜県中津川市

 木曽地域を盛り上げようと活動している一般社団法人「木曽人(きそじん)」の活動拠点「ねざめ亭」が1日、木曽郡上松町に本格的にオープンした。景勝地「寝覚の床」近くにある閉業したレストハウスを購入して改装。法人事務所のほか、レストランや物販コーナーなどを備える。同法人は「地元の人と観光客が交わり、木曽を盛り上げる新しいアイデアが生まれる場所にしたい」と話している。

 ねざめ亭1階の物販コーナーは木曽地方の特産品や土産が並び、レストランは「山菜ランチ」やピザなどを提供。テラスからは、寝覚の床の独特の岩場や木曽川の流れが見下ろせる。訪れた人はランチなどを注文して景色を楽しんでいた。

 この日は木曽人代表の小林夏樹さん(55)が寝覚の床の伝説に登場する浦島太郎に仮装。キーホルダーや菓子などが入った小さな玉手箱を訪れた人に配り、人だかりができるにぎわいだった。ガイドが寝覚の床周辺を案内する有料ツアーも行われ、観光客が写真を撮ったり、景色を眺めたりしながら楽しんだ。

 同法人は2015年5月、同郡木曽町出身でフリーアナウンサーをしていた小林さん、上松町で印刷業を営む山田弘さん(52)、木曽町で地域づくりに取り組む木村みかさん(53)が中心となって設立。前年に御嶽山が噴火して木曽地方を訪れる観光客が減少する中、「このままではいけないと尻をたたかれた思いだった」(山田さん)という。

 昨年4月には無料の情報誌「Kisojin」(隔月刊)を創刊した。木曽地方ゆかりの人を紹介する連載やイベント情報、地元出身の大相撲御嶽海関の話題などを掲載。木曽地域に郵送で全戸配布しているほか、道の駅などにも置いている。

 「ねざめ亭」は、法人が安定した収入を得て活動し続けるための拠点でもある。今後は、地元住民と観光客の交流、若者が集うイベントなどを行う予定だ。

[写真・文 米川貴啓]
 
写真グラフ 信毎フロント

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