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プログラミング 未来を開け  学校で 街の教室で 信州っ子挑戦
(2017年5月22日掲載)
 


試行としてプログラミングの授業を取り入れている信大付属松本小。タブレット端末を操作して装置を動かそうとした6年生は、思い通りに動かず、「あれ?」=8日、松本市



小学生ら15人がタブレット端末のアプリを体験したワークショップ。キャラクターを選んだり、動きを指定したりして、アニメーションを作った=20日、佐久市子ども未来館





部品を組み合わせてロボットの構造を学ぶ子どもたち。物の動き方を知ることがプログラミングの基礎といい、理解を深めてからパソコン上の学習に進む=6日、伊那市中央のパソコン教室「いなわくわくファクトリー」
 

「BeeTreeプログラミング教室」の無料体験教室でキャラクターを動かしたりゲームを作ったりする子どもたち。保護者も興味深げにパソコン画面をのぞき込んだ=4日、安曇野市の豊科交流学習センター



知育ゲームを扱う玩具店「あそび堂」が開く子ども向けプログラミング教室。小6の北川咲花さん(左)はパソコン上で描いた絵を動かし「新しい道具が増えたみたい」=19日、軽井沢町長倉



マウス操作と数字の入力でプログラムを組み、ロボットを指令通り動かす。試しに動かしては真剣な表情でプログラムを修正する=17日、茅野市仲町の「ロボ団茅野校」

 子ども向けの「プログラミング教育」が県内で盛んになってきている。2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されることもあり、各地で教室や体験イベントが開かれているほか、試行として授業に取り入れる小学校もある。

 松本市の信州大付属松本小学校は、研究開発学校として文部科学省の指定を受け、16年4月から総合学習などの時間にプログラミング学習を取り入れている。今月8日、6年東組の技術科の授業。児童32人は、タブレット端末内のアプリと連動するブロックを使い、2人1組でいろいろな装置を作った。担任の高橋和幸教諭(44)は「手順を考えて論理的な試行錯誤を繰り返すことで、プログラミング的思考を育むことができる」。

 パソコンスクールなどを運営する茅野市の「ファンクリップ」は、パソコンで操作するロボットを作る小学生対象の教室「ロボ団」を、諏訪市、茅野市、松本市で開いている。17日に茅野市で開いた教室では、2〜6年生10人がプログラムを入力し、ロボットを試走させては設定し直す作業に熱中していた。同市永明小4年の古江蓮太郎君(10)は「楽しい。音や動きなど想像していたことがプログラミングで実行できるようになった」と夢中になっていた。

 20日、佐久市子ども未来館で開いた「iPad(アイパッド)でプログラミング」のワークショップ(参加型講習会)には未就学児から小学生まで15人が参加。タブレット端末内でキャラクターを動かし数秒間のアニメーションを作った。「未来につながる学びの場として、5歳から作れるアプリを使い垣根を低くして体験してもらった」と島崎直也館長(43)。

 松本市など4市で教室を開いている「BeeTree(ビーツリー)プログラミング教室」の浜田康代表(48)は「教員もプログラミング未経験者が多い。今後は子どもだけでなく教員の学びの場も充実させていく必要がある」と指摘している。

[写真・文 有賀史]
 
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