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KENDAMA旋風 県内も  サークルやイベント 盛り上がり
(2017年6月26日掲載)
 

<みんなで熱中> けん玉の競技会で、ずらりと並んで腕前を競い合う参加者=17日、諏訪市の複合商業施設「くらすわ」




イベント会場でジャグリングをする仲間に交ざってけん玉のパフォーマンスを披露する大久保和弥君(中央)=5月28日、松本市




<足を使って> 足で玉を蹴る技を練習するけん玉サークル「Zuku Kendamas」の原佑輔さん=5月27日、諏訪市の諏訪湖畔公園
 

けん玉の歴史研究などのため1000個以上を集めた「グローバルけん玉ネットワーク」代表理事の窪田保さん=22日、松本市



けん玉をデザインしたそろいのTシャツで競技会に参加した「小谷けん玉倶楽部」(小谷村)のメンバー=17日、諏訪市の「くらすわ」



企業と契約して「プロ」のけん玉プレーヤーとして活動する嶋田裕司さん=17日、諏訪市

 「けん玉」から「KENDAMA」へ―。昔ながらの遊びのけん玉を操り、パフォーマンスとして楽しむスタイルが世界に広がっている。若者を中心にサークルを結成したり、大勢が技を競い合うイベントが開かれたり。県内でも盛り上がりを見せている。

 松本市蟻ケ崎に事務所を置く一般社団法人「グローバルけん玉ネットワーク(グロケン)」は「けん玉で世界をつなぐ」を合言葉に活動し、新たなKENDAMA文化を引っ張る。2014年からはけん玉発祥の地とされる広島県廿日市市で、技術を競う世界大会を毎年開催。7月に開く第4回大会には13カ国から過去最多の406人が出場する予定だ。

 代表理事の窪田保さん(35)=松本市=は「組み合わせ次第で技は無限大。自由な楽しいイメージを広めたい」。普及を進めるとともに、自宅にそろえた千個以上のけん玉コレクションを基に文化や歴史も研究している。

 17日には、諏訪市の複合商業施設「くらすわ」で諏訪地方では初となる競技会が開かれ、「グロケン」が運営した。軽快な音楽が鳴り響く中、技の正確さと速さを競うトーナメント戦で県内外の25人が熱戦を繰り広げた。通り掛かった観光客はアクロバティックな動きに驚き、見入っていた。

 中南信で活動するサークル「ZukuKendamas(ずくけんだま)」は、代表の原佑輔さん(29)=松本市=が昨年6月に友人と2人で結成。今では20〜30代の9人が月1回、練習会を開くなどして仲間を増やしている。

 松本市で活動する「まつもとジャグリングクラブ」。鎌田小学校6年の大久保和弥君(11)は、上田市の清水悟さん(43)と組んでけん玉のパフォーマンスを披露している。5月に松本市で開いたイベントでは、バルーンアートやダンスを発表する仲間と一緒に会場を盛り上げた。

 塩尻市洗馬の嶋田裕司さん(28)は昨年7月に都内のけん玉製造会社と契約し、「プロ」として大会やイベントで活躍している。

 認知度が上がり、徐々に県内でも広がりを見せる「KENDAMA」。「グロケン」の窪田さんは「いずれは五輪競技種目にしたい」と大きな夢を胸に意気込んでいる。

[写真・文 小西由紀]
 
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