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宇宙の魅力 飯田で体感  小学生対象に「サマーキャンプ」
(2017年8月14日掲載)
 

遠山郷から望む満天の星空。縦方向に直線的に点滅するのは飛行機の光跡=9日夜、飯田市上村の大平保養センター前で撮影した33枚を重ねた



プログラミングも体験。タブレット端末を使い、画面上の惑星探査機を操作した=9日、飯田市上村小学校



スクリーンに映し出された隕石についてのクイズ。地質の研究者が講師を務めた=8日、飯田市美術博物館
 

目を保護するため赤いセロハンを付けた懐中電灯で照らしながら天体観測。交代で望遠鏡をのぞき、土星や月を見つけた=8日夜、飯田市風越山麓研修センター前




全長50センチほどの自作ロケットを打ち上げ、宇宙に思いをはせる子どもたち=9日、飯田市上村小学校




全てのミッションを終え、修了証を手に笑顔を見せる子どもたち=10日、飯田市役所

 夏休みの小学5、6年生を対象とした「宇宙留学サマーキャンプ」が10日までの3日間、飯田市で開かれた。天体観測に適した地域の特性を生かし、子どもたちの知的好奇心を育もうと市教育委員会が企画し2年目。今年は市内の25人と愛知、岐阜県から1人ずつが参加し、八つのミッション(任務)を通して宇宙の魅力に迫った。

 初日の8日は台風5号の影響で会場を同市の遠山郷(上村・南信濃地区)から市街地に変更。市美術博物館では、現地を見学する予定だった同市上村にある「御池山(おいけやま)クレーター」や隕石(いんせき)について映像で学んだ。夜には宿泊先の市風越山麓研修センター前に天体望遠鏡を設置し、雨上がりの雲間から土星や月などを眺めた。

 天候が回復した2日目は遠山郷へ移動し、カレンダーを筒状にして作った小型ロケットを打ち上げたり、タブレット端末を使って惑星探査機を動かすプログラミングを体験したり。夜は大平保養センター(飯田市上村)で満天の星空を満喫した。最終日は市役所で宇宙航空研究開発機構(JAXA)前広報部特任担当役の柳川孝二さんから宇宙研究開発の歴史や現在の取り組みなどの説明を受け、全てのミッションを終えた。

 昨年参加した兄の影響で宇宙に興味を抱いた飯田市和田小5年の村沢慶君(11)は「地元にもあるクレーターについて知ることができた。天体観測で土星の輪がはっきり見えて感動した」。同市追手町小6年の手塚洸希君(11)は「将来宇宙に関する仕事に就きたいと思った。いつか本物のロケットを飛ばしたい」。子どもたちは閉講式で修了証を受け取り、満足そうな表情を浮かべていた。

[写真・文 中村桂吾]
 
写真グラフ 信毎フロント

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