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騒いで地域元気に  10回目の「飯山さわごさ」
(2017年8月28日掲載)
 

ステージ前を観客がぎっしりと埋め、盛り上がる「飯山さわごさ」のライブ。深夜までにぎわった=26日、飯山市の戸狩温泉スキー場




そろいのTシャツ姿で来場者の車を誘導する飯山高校スキー部員。第1回から代々、運営スタッフに加わっている=26日




開場を待つ観客の車が長い列を作った=26日




青空の下、スキー場を会場に開いた「飯山さわごさ」。ステージの周囲には、泊まりがけで楽しむ人たちのたくさんのテントが並んだ=26日
 

ステージ前で音楽に乗って盛り上がる観客=26日




関連イベントとして近くの川で開いた魚のつかみ取り。子どもたちは冷たい水に入り歓声を上げた=27日




昼間の仕事を終えてから会場に集まり、ステージを造るスタッフ。深夜まで作業が続いた=23日

 飯山市の戸狩温泉スキー場とん平ゲレンデで26〜27日、野外音楽ライブを中心としたイベント「飯山さわごさ」が開かれた。「さわごさ」は「騒ごうよ」という意味の飯山地方の方言。過疎化が進み活気が失われつつある地域を元気づけようと、市内を中心にした20〜50歳代の有志でつくる実行委員会が主催。10回目の節目を迎えた今回は、県内外から訪れた約8千人の観客で盛り上がった。

 三つのステージで開いたライブにはプロとアマチュア合わせて約40の団体が出演。会場の周囲にはテントがずらりと並び、ステージ前を埋めた観客たちはビールを飲んだり、音楽に合わせて踊ったり。深夜まで思い思いに楽しんだ。親子で楽しめるイベントも開催し、近くの川で魚のつかみ取りや極太タイヤの自転車「ファットバイク」の試乗体験などもあった。

 実行委による準備は4月からスタート。イベント企画会社などを通さずに演奏者と直接出演交渉をしたり、ステージや駐車場などの会場設営を手掛けたりした。当日の運営も実行委のメンバーらが担当。飲食や建設関連、保育士や看護師などさまざまな職種のメンバーがイベントを支えた。

 実行委員長を務めた松山周世(しゅうせい)さん(32)によると、口コミなどで県内外に広く知られ、観客は年を追うごとに増えており、リピーターも多い。松山さんは「これだけ多くの人たちに楽しんでもらえてうれしい。飯山の良さを一つでも感じ取ってほしい」と盛り上がる会場を見つめた。

 初代実行委員長の木原孝さん(50)は「身の丈以上の大きなことをして、大人が生き生きと楽しむ姿を子どもたちに見せたかった」と開始当初を振り返るが、「ここまでのイベントになるとは…」と驚きを隠さない。松山さんは「来年以降もスタッフが力を合わせ、新しいものを取り入れながらイベントを育てていきたい」と意気込んでいた。

[写真・文 渡会浩]
 
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