写真グラフ
 

スポーツクライミング 老若男女集う  東京五輪で正式競技採用 県内でも注目
(2017年12月4日掲載)
 


小布施】 家族連れが気軽に楽しめる「オブセオープンオアシス」。葛飾北斎の浮世絵をイメージしたという波打つような壁が並ぶ=11月26日、小布施町



【松本】 滑り止めのチョークを入れる「チョークバッグ」やクライミングシューズなど、カラフルな用具も販売している=11月28日、松本市島内の「エッジアンドソファーボルダリングパーク」



大型店内のスポーツ用品店に併設した壁。30分500円の利用料金で買い物の合間にも楽しめる=2日、松本市中央の「スポーツオーソリティー松本店」




【上田】 格技館内に設置した壁で他の部活動に交じって練習する上田西高校の山岳部員。設置した2013年から部員が増え現在は21人。うち12人が女子だ=1日、上田市下塩尻
 

【長野】 「アートウォール」で週に2回活動する「シニアクライミングクラブ」のメンバー。60代後半から80代がリードクライミングを楽しんでいる。右は最高齢の山浦源太郎さん=11月25日、長野市真島町




【飯田】 地面とほぼ平行の壁「ルーフ」に挑戦する女性。元薬局の一部を改装した110平方メートルの広さに、壁が6面並び、約120本のルートが設定されている=2日、飯田市鼎の「クライミングジムダンボ」



【佐久】 7月にオープンしたジム「クライミングジムソラニ」で体験講習会に参加した子どもを指導する代表の吉谷知将さん。元倉庫を改装し、現在は会員約300人という=11月24日、佐久市根々井

 2020年東京五輪の正式競技に採用されたスポーツクライミング。中でも、ロープの確保無しで壁に設けたホールド(突起物)に手や足を掛けて登る「ボルダリング」は、年齢や性別を問わず楽しめることから人気が高まっている。常設のジムも県内各地に増えている。

 上高井郡小布施町の小布施総合公園にある「オブセオープンオアシス」は小布施ハイウェイオアシスに近く、富山や新潟など隣県からの利用客も多い。施設の壁は、同町ゆかりの葛飾北斎の浮世絵から着想を得たという波打ったようなデザインで、まるでアミューズメントパークのような雰囲気だ。

 長野市真島町の「アートウォール」は1998年オープンで県内では先駆けだ。ボルダリング用の壁のほか、ロープの支えを得て登る「リードクライミング」ができる高さ約10メートルの壁もある。60代後半から80代の会員でつくる「シニアクライミングクラブ」は週2回活動。最高齢の山浦源太郎さん(82)=長野市東犀南=は「ルートを考えて登るので頭と体の両方が鍛えられる」と話す。

 併設する店舗で用具も販売する松本市島内の「エッジアンドソファーボルダリングパーク」では、平日の夜でも30人ほどが訪れ壁を登っていた。倉庫を改修し約300平方メートルの広さに、高さ4メートル50センチの壁が15面連なり、初心者から上級者までさまざまな難度で楽しめる。今年3月から始めた介護士の高田明美さん(30)=松本市=は「運動は苦手だけど、ボルダリングは達成感があって続けられている。屋内で一年中できるのも魅力」と話す。昨年11月に諏訪市にオープンした姉妹店は、1年間で約600人の新規会員が登録したという。運営会社代表の加藤隆章(たかあき)さん(45)は「山岳県の長野県民にとっては親しみやすいと思う。それでも危険を伴うスポーツなので、十分注意して楽しんでほしい」と話している。

 日本山岳・スポーツクライミング協会(東京)によると、スポーツクライミングの愛好者は全国で約60万人。東京五輪の正式競技に決まった昨夏以降はメディアが紹介する機会も増え、さらに増加傾向という。

[写真・文 有賀史]
 
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