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障害者スポーツ 見て 試して 楽しんで  長野で「パラ★スポーツデー」
(2018年1月15日掲載)
 


「NAGANOパラ★スポーツデー」で白熱した試合を見せる車いすバスケットボールの選手たち=13日、長野市篠ノ井東福寺の南長野運動公園体育館



音がするボールを激しく奪い合うブラインドサッカーの選手たち



体験会ではつえを使う片足での卓球もあり、来場者は苦戦



会場では手話通訳者が聴覚障害者をサポート
 

日本代表の秋田啓選手(中央)に教わりながら車いすバスケットボールに挑戦する子どもたち



華やかなダンスで会場を盛り上げた「県車いすダンスハンドトゥハンド」のメンバー




ボッチャの体験会では、御代田町の高山智之選手(右手前から3人目)と一緒に来場者が挑戦

 車いすバスケットボールや視覚障害者のブラインドサッカーといった多彩な障害者スポーツを観戦、体験できる催し「NAGANOパラ★スポーツデー」が13日、長野市の南長野運動公園体育館で初めて開かれた。市内外から約500人が訪れ、国内トップレベルの選手の技に歓声を上げ、実際に競技に挑戦して汗を流した。

 車いす利用者と健常者が手を取り合って踊る車いすダンスで開幕。選手たちがパラリンピック種目の車いすバスケットボールや、ボールを投げて目標球に近づけるボッチャなど4種目を実演した。バスケットボールは長野市の「K9長野」と、松本市を中心に活動する「長野WBC」が対戦し、招待された日本代表の秋田啓選手(27)=あいおいニッセイ同和損害保険=も加わり迫力あふれるプレーを見せた。

 来場者は車いすを激しくぶつけながらボールを奪い合う様子を身を乗り出して観戦。K9長野の金児知哉代表(49)=長野市篠ノ井=は「大勢の人に見てもらう場が少ないので良い機会になった。健常者も一緒に出られる大会が増えており、これをきっかけに興味を持ってもらえればうれしい」と期待した。

 ブラインドサッカーや卓球など14種目が用意された体験会では、障害の有無にかかわらず来場者がさまざまな競技やレクリエーションを楽しんだ。片足立ちでつえを使う卓球のラリーに挑戦した長野市共和小学校6年の石井雄稀君(12)は「つえを持っていると、サーブは片手でボールを投げて打たないといけないので難しかった。いろんな競技を体験できて面白かった」と話していた。

 催しは「気軽に障害者スポーツを楽しんでほしい」と長野市が主催。競技関係者に意見を聞きながら計画し、会場に手話通訳者を配置したり、障害者用駐車場を多めに用意したりするなど、障害者も来場しやすいよう配慮した。市スポーツ課は、2020年の東京五輪・パラリンピックや、27年に県内で予定される国民体育大会と全国障害者スポーツ大会を見据え、今後毎年開催する方針。同課担当者は「次回はさらに種目を増やし、障害者スポーツを盛り上げていきたい」と話した。

[写真・文 小西由紀]
 
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