写真グラフ
 

中部横断道「つながる」喜び  佐久南―八千穂高原 28日開通
(2018年4月2日掲載)
 

開通記念プレイベントで真新しい舗装の上を歩く参加者たち=3月18日、佐久市の佐久臼田IC付近







佐久南IC近くに昨年オープンした道の駅「ヘルシーテラス佐久南」。明るい店内には地元の新鮮な農産物や加工品などが並ぶ=3月27日、佐久市伴野 



八千穂高原IC近くに小海町が造成した本間大田団地。昨年3月に売り出し、これまでに半数以上の区画が売れた=3月22日、同町千代里
 

佐久南IC―八千穂高原IC間14・6キロが4月28日に開通する中部横断道。中央は佐久穂IC、上は浅間山=3月26日、佐久穂町(本社チャーターヘリから)



警察や消防、医療関係者などが多重衝突事故を想定し、合同で実施した訓練=3月27日、佐久市の佐久臼田IC



延伸区間南端の八千穂高原IC付近に立つ標識=3月18日、佐久穂町畑

 小諸市と静岡市を結ぶ総延長約132キロで計画されている中部横断道。そのうち佐久南インター(IC、佐久市)―八千穂高原IC(南佐久郡佐久穂町)間14・6キロが4月28日に開通する。国交省長野国道事務所によると工事はほぼ終わり、現在は仕上げの段階という。上信越道と接続する佐久小諸ジャンクション(JCT、小諸市)―佐久南IC間7・8キロは2011年3月に開通済みで、県内区間は22・4キロとなる。

 佐久臼田IC(佐久市)を主会場に、3月18日に開かれた開通記念プレイベントは多くの親子連れなどでにぎわい、関心の高さがうかがえた。家族6人で訪れた佐久市三分の横山良幸さん(64)は「小諸に通う息子の通勤時間が短くなり便利になりそう」。同27日には本線上で、佐久広域連合消防本部などが合同で多数の負傷者が出る多重衝突事故を想定した訓練をするなど、開通は秒読み段階に入っている。

 沿線の自治体も延伸効果に期待を寄せる。佐久穂町に隣接する南佐久郡小海町は、八千穂高原ICに近い千代里地区に「本間大田団地」を新たに造成した。昨年3月に売り出し、19区画中11区画がすでに売約済みという。同町総務課の篠原杏奈さん(29)は「開通が近づくにつれて問い合わせが増えている」と話す。町内に二つのICができる佐久穂町は道の駅の建設を検討。町が力を入れる移住、定住の促進にも「追い風になる」(町総合政策課)とする。

 佐久市は佐久臼田IC周辺に工業団地の整備を予定。佐久南IC近くには昨年7月、「健康長寿」をテーマに掲げた道の駅「ヘルシーテラス佐久南」がオープンした。同施設は開業以来2月末までの約8カ月で来場者が20万人を超える人気ぶり。「静岡までつながれば商品の充実や人の往来がさらに盛んになる」と同施設の児玉祐二管理部長(36)は期待。一方で「今回の延伸によって通過点となることで集客に不安もあるが、顧客のニーズを把握しながら頑張っていきたい」と話していた。

[写真・文 渡会浩]

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