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春の信濃路フォト×俳句コンテスト入賞作品

 信濃毎日新聞フォト×俳句欄の投稿者有志でつくる信毎フォト×俳句クラブが4月に募集した初の「春の信濃路フォト×俳句コンテスト」の入賞作品が決まりました。フォト×俳句欄選者の写真家中谷吉隆さんと俳人坊城俊樹さんが一緒に選び、選評を分担しました。県外から訪れた人の応募もあり、25人から53作品が寄せられました。

◆◇◆◇ 優秀賞 ◆◇◆◇

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【撮影地・山ノ内町】

 <遠足の列ほどけだす微風かな>(杉本裕さん 山ノ内町)

足の列に突如の春の突風が吹けば、子どもの列は当然乱れるだろう。微風にほどけると捉えたのが詩的でうららかさを出している。つくしを見つけてのことだろう。(中谷吉隆)






◆◇◆◇ 入選 ◆◇◆◇


20170601-2.jpg【撮影地・長野市】



 <尻上りあがれぬ一人山笑ふ>(荻原宏祐さん 長野市)
カラフルな遊具は小学生用か。鉄棒ではまだ尻上がりのできぬ子もいて、山も笑う如し。(坊城俊樹)


20170601-4.jpg【撮影地・長野市】



 <この傘下やすらぎの里春まつり>(遠藤美波子さん 安曇野市)

樹木に夢がある。この木の下で春まつりを楽しんでいると、風で未知の国へ運んでくれそうである。(中谷吉隆)


20170601-3.jpg【撮影地・高山村】



 <人ひとり生きてきませりそして春>(飯野佳代子さん 埼玉県美里町)

苔むした仏像と墓碑らしきものは一人の女性の人生を思う。そこにも毎年春がやって来る。(坊城俊樹)


20170601-5.jpg
【撮影地・伊那市】



 <ファインダー覗けば私だけの春>(溝口桃子さん 伊那市)

写真の発想が目を引く。大好きなドーナツを抱えて、桜満開の公園を楽しんでいる姿が目に浮かぶ。(中谷吉隆)


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