TOP2018年04月そば定食の不思議

 最近、事情があって、昼食に「そば定食」を食べることが多くなった。満腹にしたい、夕食までの腹持ちをよくしようかと、ねらいは単純なのだが。

 定食といっても、名前は「サービスランチ」などといろいろある。蕎麦、ご飯におかずがつく、あるいは小丼と蕎麦の組み合わせなどが多い。

 昔から、そば屋の丼ものは美味しい、と自慢するそば好き・そば通はけっこう居た、今もご飯ものは割と充実している店が多い。最近はそば屋で定食類を提供する店は、以前と比べると増えてきたような気がする。いろんな食べ方があっていいのだろう。

 私も意識してそば定食を注文するようになって、つい、いろいろ観察してしまう。恐らく、満腹にするためには、蕎麦だけ(天ぷらそば、大盛りなど)よりも、少し割安になるのでは、と感じる。また、栄養バランスから、いくつかの食材が混じっている方がいいのだろう、きっと。

 私が食べるのは、たいがい、ごはん・おかずを半分くらい食べ、それから蕎麦を半分くらいすする。そうやって交互に食べて、味の変化を楽しむ。

 定食類は、天ぷらやフライがつく、あるいは丼ものも多いが、割と味が濃いものが目立つ。それに対して、蕎麦はざるそばにしろかけそばにしろ、比較すれば淡白な味になりがち。----これが比較する時の特色だろうと思う。

 蕎麦とご飯類を行ったり来たりして食べ比べ、簡単な分類をこころみてみる。

 いつも蕎麦が美味しい店で。蕎麦が天ぷらやフライの味に負けていない時がある。さすが、と感心する。逆に、蕎麦だけだといいのだが、途中に油っぽいものが入ると、急に蕎麦が薄くつまらなく感じる店がある。恐らく、それだけ蕎麦の力強さが足りないのだろう、と推測する。

 一方で、蕎麦の味は大したことはないのに、油っぽい天ぷらなどに負けていない店もある。何度か行ったり来たりしても、両者の良さがあまり変わらない...。たぶん、普段からそうした味わいになるよう、工夫しているのだろう。あるいは、しっかりした素材を使っているからかもしれない。

 定食の蕎麦には、かけそば、天ぷらそばなどもある。店によっては、味噌汁代りに出してくれる時もある。これだと、たいがいは、蕎麦自体の味は印象が薄くなる傾向だ。

 定食やランチということでは、和食、洋食、中華など、500円〜1000円ほどの価格帯の中で競い合っている。いや、ワンコインなどと、安い値段を看板にする店も多い。そうした中で、蕎麦だけ、あるいはそば定食などと工夫して、他の店に負けないようにがんばる店も目立つ。

 そば屋の蕎麦の味は、かなり旨い店であっても、総合的には淡白な味わいになる。だから、時には定食のような性格の違う味わい方も試してみるといいのかも...。

2018年4月27日掲載

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