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第20節の千葉戦に4−2で勝利し、サポーターと喜ぶ松本山雅の選手(前列右から)前田直、パウリーニョ、前田大

 サッカー明治安田J2の松本山雅は、リーグ前半戦の21試合を終え、10勝7分け4敗の勝ち点37、4位で後半戦に折り返した。序盤戦の出遅れを挽回してJ1参入プレーオフ進出圏(3〜6位)まで浮上したものの、目標のJ1自動昇格ライン(2位以内)には届いておらず、上位は混戦。7日に始まる後半戦は、前半戦を上回る成績が求められる。
 開幕から6試合勝てなかった序盤戦は試行錯誤の連続だった。2月末の開幕戦は前線を2トップ、中盤の底にアンカーを置く形でスタート。しかし、攻守の歯車がかみ合わず、前線をワントップと1・5列目に2人を置く形、中盤はダブルボランチのシステムに変更した。3バックの並びを途中で変えるなど、第8節までは全て異なる先発の組み合わせだった。
 試合終了間際に2点差を追いつかれた第6節終了時点の成績は、勝ち点4で20位。通算6シーズン目のJ2で、初参戦した2012年と並ぶ低調な滑り出しだった。
 転機は、今季初めて松本市のアルウィンで戦った第7節。昨季J1の大宮から3得点して初勝利すると、「やっていることは同じだが、チームの雰囲気が変わった」(藤田)。ホーム戦は8戦目の第17節まで負けなしで、7勝2分け1敗の好成績だ。
 連敗が一度もなく、初勝利以降は負けたり引き分けたりした試合の次戦は全て勝利した。相手の分析だけでなく、自分たちの課題を整理してチームで共有する取り組みを続けており、チーム力アップを支えている。
 戦力面では、攻撃陣の充実ぶりが光る。昨季までは2年連続でワントップの高崎がチーム得点王だったが、今季前半戦はセルジーニョが6得点でトップ。セルジーニョが入る1・5列目は前田大が5得点、前田直が3得点とポジション争いが激しく、ワントップも高崎と永井が主力の座を争っている。そのため、けがによる離脱者が出ても戦力が落ちず、無得点は2試合のみ。スピードや技術など個人技で打開を図る攻撃スタイルは昨季までより格段に増えており、攻撃陣の連係が深まれば後半戦はさらに期待できそうだ。
 一方、守備陣は選手層が薄い。GK守田と3バックの飯田はフル出場を続けるが、第10節で浦田、第17節で橋内が、ともに試合中のけがで離脱すると、穴を埋めたのは中盤が本職の岩間。浦田は既に復帰し、橋内の復帰も近いが、夏の移籍期間(7月20日〜8月17日)で効果的な補強ができるかも後半戦のポイントになりそうだ。
 2巡目の対戦となる後半戦に向け、反町監督は「向こう(相手)もわれわれのことを研究してくる。その上をいく力を付けていかないといけない」と強調。「チームの総合力が問われる。足元を見つめ直し、しっかりとやっていきたい」と話している。

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