八ケ岳・赤岳鉱泉テント村 アイスクライマーでにぎわい



テント村のクライマーを迎えるように、りょう線が白く輝く=赤岳鉱泉

 二十四日までの三連休の初日、晴天に恵まれた八ケ岳連峰の登山基地・赤岳鉱泉には約三十張りの色とりどりのテントが並び、「テント村」が誕生した。

 歓迎するように、八ケ岳のりょう線が冬の太陽に白く輝く。クライマーは寝袋や食料などの生活用具をテントに残し、横岳西壁の岩稜(がんりょう)登攀(とはん)やアイスクライミングの入門コース「ジョーゴ沢」に次々と出かけた。

 硫黄岳の頂上につながるジョーゴ沢の中にある青く凍った滝では、クライマーが両手に握ったピッケルのようなバイルと、アイゼンの前づめを打ち込み、アイスクライミングに挑戦。何人もがとりついた滝では、ロープがまるであみだくじのように交錯していた。氷が薄く、水の流れが透けて見える部分も所々にあった。

 三連休前にまとまった雪があり、ふだんは強風のため雪が付着せず黒い岩肌を見せている横岳西壁・大同心にも白く雪がまとわりついていた。

(2001年12月26日 信濃毎日新聞掲載)


青く凍った滝に狙いを定めてバイルを打ち込む=ジョーゴ沢