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2010 長野県知事選

知事選の立候補者(右から3人)がそろった合同個人演説会=28日、駒ケ根総合文化センター

 8月8日投開票の県知事選立候補者の合同個人演説会が28日夜、駒ケ根市の駒ケ根総合文化センターで開かれた。届け出順に元副知事の阿部守一氏(49)、前安曇野ちひろ美術館長の松本猛氏(59)、前副知事の腰原愛正氏(63)の無所属新人3氏が出席。それぞれ他の候補1人に質問する機会があり、県営浅川ダム(長野市)建設、選挙戦での政党とのかかわりが論点になった。
 阿部氏は松本氏に、既に本体工事に着手している浅川ダム建設計画を中止するのか質問。
 松本氏は「ダムに危険はないのか、地滑り対策にもっと金がかかるのではないかといった問題を、県民に知ってもらう必要がある」と指摘。本体工事をいったん止めた上で、千曲川合流点にある排水機場や遊水地の整備を優先し、「その間に(ダム計画を)精査していく」と述べた。
 松本氏は、腰原氏が「県民党」としながら自民党国会議員の応援を受けることを疑問視。
 腰原氏は「国政は政権が交代し、今回の参院選では衆参のねじれが生じた。県政は国政の揺れに乗ってはいけない。知事はしがらみを持たず、フリーハンドで県民党を貫きたい。誰でも、どの政党に対しても、良いものは良い、いけないことはいけないというのが基本姿勢だ」とした。
 腰原氏は、阿部氏が浅川ダム建設について推進する立場か、中止する立場なのかを質問。
 阿部氏は「基本的にダムによらない治水という考え方の下で、私自身が納得できる形で判断する」と強調。「現実に事業が動いており、(建設を)止めるのは重い決断だ。ダムの危険性や穴あきダムに決まった経過など、すべての情報を県民に明らかにした上で判断する」と答えた。
 日本青年会議所長野ブロック協議会を母体とする「信州(ふるさと)の未来(あす)を考える会」が企画・運営し、約220人が出席。30日午後7時からは松本市の県松本勤労者福祉センターで開く。

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