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2014 長野県知事選

各党、動き鈍く 現職阿部氏、態度表明まだ

2014年03月28日(金)

 8月末の任期満了に伴う知事選の日程が27日、「7月24日告示―8月10日投開票」に決まった。1期目の現職阿部守一氏(53)は再選出馬に前向きな姿勢を示しながらも態度表明はまだしておらず、新人候補擁立の動きも鈍い。


 阿部知事は今月、政治資金管理団体が長野市、都内、松本市で相次いで政治資金パーティーを開催。長野会場には500人、東京会場は200人、松本会場は250人を集めた。松本では、代表発起人の井上保松本商工会議所会頭が知事側の調整不足で欠席。県立大構想をめぐり阿部県政に批判的な声もあり、券の売れ行きは当初低調だったが、井上氏は「出席者以上に売れた」とする。


 3月中に県議団で知事選対応を決める方針を示していた自民党県連は、知事のパーティーに国会議員も含め複数人が出席した。ただ、「知事の明確な意思表示がなくては決められない」(本郷一彦・県議団長)とし、検討を先送りした。


 前回知事選で阿部氏を推薦した民主党県連は、阿部県政1期目を検証する「検討委員会」の検討結果を4月中旬にまとめ、阿部知事の表明に備える方針。倉田竜彦幹事長(県議)は「前回選の経緯も踏まえ、支援していく方向」とし今回も推薦を見据える。


 県政の転換に向け、阿部知事に批判的な層との連携による新人候補擁立を目指すとしている共産党県委員会は、鮎沢聡委員長が「5月には具体化させたい」とする。県労連などとつくる「明るい県政をつくる県民の会」を基盤に、擁立作業を加速させる。


 公明党県本部は「知事本人が表明し、支援を求められてから対応の検討が始まる」(太田昌孝代表)。社民党県連は、前回推薦した阿部氏の実績の検証を進め、支援労組などと連携を図りながら対応を決める方針だ。


 県会に議席のない日本維新の会と結いの党は、候補擁立には動いていない。日本維新県総支部の百瀬智之幹事長は「構図が固まった段階で示すことになると思う」。結いの党の井出庸生党県第3区支部長は「阿部県政を総括し、候補者の政策を検証した上で対応を検討する」としている。