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2014 長野県知事選

阿部知事が再選出馬、正式に表明 「県政に責任」

2014年05月09日(金)


記者会見で知事選への出馬を表明する阿部氏=県庁

 阿部守一知事(53)は9日午前、県庁で記者会見し、任期満了に伴う7月24日告示、8月10日投開票の知事選について再選を目指して無所属で「立候補する意思を固めた」と正式に表明した。阿部氏は、2年目を迎えた県総合5か年計画(しあわせ信州創造プラン)に触れ、「(県政は)大きくかじを切り始めたところ。未来に向け責任を果たしていく必要がある」と強調。具体的な公約は「県民と意見交換する中で固めたい」と述べた。


 1期目について、阿部氏はドクターヘリの増機など「公約の9割近くは実現した」と説明。2011年3月に発生した県北部地震への対応、教員不祥事を受けた資質向上策も「一定の方向付けができた」とした。県短期大(長野市)を四年制化する県立大構想など「道半ばの大きな政策もある」と述べ、引き続き県政を担う意欲を示した。


 2期目に向けた重点施策として「教育、人材(づくり)に力点を置いた県政を進める」と主張。知事選での政党、団体との関係については「これからの問題だ」とした。


 立候補表明に先立ち、阿部氏は県会各派代表者会議に出席し、出馬の意向を伝えた。


 阿部氏は東京都出身で東大法学部卒。1984年、自治省(現総務省)に入省。田中康夫知事時代の01年1月に県企画局長、同年10月から04年7月まで副知事。横浜市副市長、内閣府行政刷新会議事務局次長を経て、10年8月の知事選に出馬、初当選した。


 今回の知事選で立候補を表明したのは阿部氏が初めて。ほかに共産党県委員会や県労連などでつくる「明るい県政をつくる県民の会」が、月内をめどに新人候補の擁立を目指している。阿部氏の出馬表明を受け、前回知事選で阿部氏を推薦した民主、社民両党、対立候補を支援した自民党や公明党なども対応に向けた協議を本格化させる。