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2014 長野県知事選

阿部氏、伊那で初の対話集会 公約骨子を提示

2014年06月15日(日)

 7月24日告示、8月10日投開票の知事選に立候補表明した現職の阿部守一氏(53)は14日、県民と意見交換する「守一の県民対話集会」の初回を伊那市内で開き、公約の骨子を示した。次期県政の重点目標を「一人一人の個性輝く長野県~確かな暮らしの基礎づくり」とし、「人材教育」「生きがい健康」「環境・経済」「人口定着」「グローバル」を冠した五つの県づくりを政策の柱に掲げた。


 阿部氏は「これからの社会は、自ら考え、革新を起こす能力を持つ人を育てることが大切」と強調。「人材教育県づくり」では、新県立大構想の実現、教育現場での情報通信技術(ICT)導入や外国語教育の充実などを具体策として示した。


 「生きがい健康県づくり」は地域医療の充実、予防に力点を置いた健康づくり、「環境・経済県づくり」は成長期待分野への産業転換や農山村資源の活用、「人口定着県づくり」は子育てや就業などの支援強化、「グローバル県づくり」は海外からの教育旅行受け入れ拡大を挙げた。


 五つの柱以外では地域重視の県政を実現するとして、地方事務所機能を強化した地域振興局(仮称)の設置検討や「移動知事室」も掲げた。


 対話集会には、上下伊那地方の自治体首長らを含む約150人が参加。教育再生や農業施策の充実などを求める意見が出た。阿部氏は7月6日までに松本、長野、上田、飯山各市の4会場で対話集会を開き、そこで出た意見も踏まえて公約をまとめる。


 知事選に出馬表明している新人で信州大名誉教授の野口俊邦氏(71)は、各地でミニ集会を開催。県営浅川ダム(長野市)の建設凍結や南信地方への第2県庁設置など、5月の出馬表明時に示した政策に集会で出た意見を反映させ、公約としてまとめる方針。野口氏を擁立した共産党県委員会や県労連などでつくる「明るい県政をつくる県民の会」は、野口氏の基本的な考え方を載せたチラシを62万枚作り、15日から配布する。