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2014 長野県知事選

信州のあす、訴え懸命 舌戦幕開け

2014年07月25日(金)


街頭演説に集まった支持者と握手して回る阿部守一さん=24日午後2時51分、松本駅前(写真右)。街頭演説後、握手をしながら支持を訴える野口俊邦さん=24日午後5時25分、岡谷市役所前

 24日に告示された知事選は、受け付け開始とともに立候補を届け出た現職阿部守一さん(53)、新人野口俊邦さん(71)が北信から南信まで駆け抜け、初日の訴えを各地に響かせた。一方、新人の根上隆さん(64)の知人男性が立候補手続きを始めたのは午後4時半すぎ。全ての確認が終わったのは同7時すぎで、男性は「疲れた」と話して県庁を後にした。


[阿部守一さん 全力で77市町村回る]


 阿部さんは長野市で開いた出陣式の後、選挙カーで県内縦断の遊説に出発した。


 「思いをどれだけ県民の皆さんに伝えられるかが重要」と、移動中もマイクで政策を主張。上田市では中小企業振興条例に基づく産業活性化、2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」を生かした観光振興などを訴えた。


 暑くなると半袖シャツとスニーカーに替え、午前11時半ごろには上田駅前に集まった支持者らと固く握手。松本市や諏訪郡下諏訪町でも街頭演説した。


 同町では「全力で77市町村を回り、一人一人に訴えを届けたい」と力を込め、支持者らと「頑張ろう」を三唱。行く先々で県関係国会議員と地元県議の激励を受けた。


 午後8時すぎ、飯田市の飯田商工会館で飯田下伊那地域の出陣式を終えると、玄関で参加者一人一人と握手して送り出した。「全県を回り、できるだけ大勢の皆さんにお会いしないといけない」と、表情を引き締めた。


 下諏訪町で街頭演説を聞いた諏訪市の主婦(59)は「いろいろな考えを県政に採り入れようと一生懸命やってくれる」と期待した。


[野口俊邦さん 勝ちへ、ひたすら走る]


 長野市の選挙事務所前で第一声を発した野口さんは、同市内を遊説してから中南信地方へ向かった。


 午後0時半ごろ、松本市井川城の共産党中信地区委員会で休憩し、チキンカツなどで昼食。「この年になっても食欲は落ちない」と、元気さをアピールした。JR松本駅前で街頭演説した際は「県政を変え、国政の転換に迫ろう」と訴え、若い社会人らに握手を求めた。


 夕方は岡谷市役所前で演説し、子どもなどを対象とした医療費の窓口無料化を「すぐ実現します」と強調。「力いっぱい頑張ります」と声を張り上げると、支持者から「いいぞ」と声が上がった。


 同7時すぎ、「地元に戻ってきました」と、笑顔で伊那市中央の事務所開きに出席。「憲法を暮らしへ生かすことを人生訓としてやってきた。科学的県政は野口俊邦にしかできない道」と訴えた。事務所を出た後、「勝ちに向かってひたすら走ります」と力を込めた。


 松本市南原の男性(70)は「学者の経験から考えがしっかりしている。無駄遣いをやめて、国政にも意見を言える政治を」と求めた。