第122回春季北信越高校野球県大会(信濃毎日新聞社協賛)は15日、16校が参加し、4日間の日程で開幕した。初日は諏訪湖スタジアム、伊那県営、飯田県営の3球場で1回戦8試合を行い、夏の全国高校選手権長野大会のシード8校が決まった。松本工は13年ぶりのシード権獲得。諏訪清陵と佐久長聖は7年連続、松商学園は5年連続でシード校となった。
諏訪湖の丸子修学館は一回に光藤の3点ランニング本塁打などで4点を先取。小林和が1失点完投し、前回(昨秋)優勝校の長野を下した。東海大三は新海の満塁本塁打などで明科にコールド勝ち。佐久長聖は六回に高野の適時二塁打で勝ち越すと、その後も得点を重ね岡谷工を突き放した。
飯田県営の上田西は六回2死二塁から大江、野中の連続適時打で挙げた2点を守り切り、1点差で伊那弥生ケ丘に競り勝った。松本工は右腕柿田が12奪三振と力投し、長野吉田に快勝。長野日大は終盤に畳み掛け、7-2で上田を振り切った。
伊那県営の諏訪清陵は好機を確実に得点につなげ、都市大塩尻に快勝。松商学園は中盤の集中打で飯山にコールド勝ちした。
第2日の16日は代表決定戦(準々決勝)4試合を行い、勝った4校が北信越大会(6月5~8日・上田県営、長野五輪)に出場する。